2011.04.07 Thursday
超ゴアな車窓から「ミッドナイト・ミート・トレイン」

THE MIDNIGHT MEAT TRAIN 評価 5
「ヘルレイザー」など数々のホラー小説を世に出している作家クライヴ・バーカー原作のトレインホラー「ミッドナイト・ミート・トレイン」を観賞。2008年製作映画で、ようやく日本でレンタル開始。日本劇場未公開。監督は「VERSUS ヴァーサス」や「あずみ」、又、「ゴジラ FINAL WARS」など日本のヴァイオレンス映画の代名詞、北村龍平監督。日本人北村龍平が監督するハリウッドホラーというのも注目ですが、主演は人気俳優ブラッドリー・クーパー、ヒロインにはレスリー・ビブ、脇役には「プロデューサーズ」、「デスパレートな妻たち」のロジャー・バートのおまけ付き。
NYの街の写真を撮り続けているフォトグラファーのレオンは、その日も地下鉄など撮影していた。人気のない夜中のホームで不良たちに囲まれ乱暴を受けているエリカという女性を機転を利かせ助け出す。礼を言われ別れた二人、しかし後日の新聞に目を通すとエリカがあの日に失踪したことを知る。エリカが失踪した日に目撃した不審な大男が、別れ際にエリカを撮影した写真に写っていたことからレオンは大男を怪しむ。その大男こそが連日NYで発生する失踪事件の犯人であり、男は深夜の人気のなくなった車内で標的を選び、面識のない人間を次々に残忍な手段で殺害していた。そうとも知らずレオンは大男を嗅ぎまわるのだが…。

という始まり。かなりどぎついスラッシャー映像です。あんなものが飛び出たり、こんなものがちぎれたり、日本では劇場公開されていないけどレーティングを付けるならR-15は付くかも。謎の大男は映画前半から残忍好意を展開します。失踪事件の犯人は誰か、という謎ではなく、男は一体どうして、そのようなことを行っているのか、なぜ、真夜中の電車なのか、なぜ捕まらないのか、被害者はどこへ行ってしまうのか、という謎を追うホラーです。最近観たクライブ・バーカー原作の映画は
「クライヴ・バーカー 血の本」、
「クライヴ・バーカー ドレッド[恐怖]」の2作品がありますが、「ミッドナイト・ミート・トレイン」も含め、この3作品はどこか似てます。どれもおぞましく、救いようのない恐怖が描かれています。
北村監督で、主演ブラッドリー・クーパー、超ゴアなスラッシャーシーンと続きますが、楽しむために観る映画ではなかったですね。
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グロ好きなら楽しめるって事?
| 針金 | 2011/04/17 6:47 AM |
コメント遅れちゃってすいません。
グロ好きなら楽しめる!と思います。僕もグロシーンのときは目をカッと観開いちゃう系ですが、北村監督のハリウッドホラーという相乗効果か分かりませんが、グロシーンもマンネリ化してきているホラー界だけど、むむむちょっと観たことない、みたいな場面もあります。
| 音村 | 2011/04/19 4:29 PM |
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ノルウェイの森で感じたのはすべては無常であるということ。感想です。
| ノルウェイの森 感想 | 2011/04/07 8:28 AM |
英語版 「ミッドナイト・ミート・トレイン」(The Midnight Meat Train)は2008年のアメリカ映画。原作はクライヴ・バーカーの同名短編小説。北村龍平監督作品。スラッシャー映画。 地下鉄で起こる謎の失踪事件を描いたホラー映画です。車社会のアメリカで、電車が走
| 映画って面白いですね。 | 2011/04/23 4:52 PM |