EVIL DEAD 評価 6
映画『死霊のはらわた(2013)』鑑賞。確かに今まで観た映画の中でも上位に位置するグロさ。あと悪魔の台詞が卑猥、お一人逃げるように退出したし。映像はスタイリッシュで若手俳優の悪魔的演技も良いけど内容は限りなくシンプルでグロさだけが目立っている印象。グロいのは全然平気なんだけど。
@otomura2 とは言っても、残酷描写が売りの映画ですから、そこが目立たなければ意味ないですし、それがこの映画の存在意義で、物語の深みとか、メッセージ性(笑)なんて度外視で、とにかくこの過激なスプラッターを楽しむんだ、という映画なので、細かいところをあーだこーだ言うような映画ではないんですけどね。
薬物依存のミアを治療するため森の中の別荘へやってきた5人。ミア本人と兄デビッド、その彼女ナタリーと友人で看護師でもあるオリビアとエリック。別荘は何者かが侵入した跡があり、地下室には悪魔的儀式を行ったような痕跡も。悪魔の封印を解いてしまった一向。彼らの知らぬまにその邪悪で凶悪な存在は別荘を支配していた。初日から禁断症状のためだだをこねるミア。しかし様子が変だ。尋常ではない。そうそれは薬物の禁断症状などではなく、邪悪なものに憑依されたミアの姿だった。ミアを操り邪悪な存在は若者たちに血の雨を見せていく。
という物語。メインストーリーの前に語られる冒頭の小話もインパクトあって良いです。あとのメインへの布石ともなっていて、薬物治療のため別荘へ来るくだり、ミアの家族の物語、シンプルな中にもちゃんと詰めるところは詰め込んでて、スプラッター映画の割にはドラマしてるんですけど、それを掻き消す強烈なグロ・スプラッター・シーン。グロい場面を存分に見せたいがため、多少くどくなっていて、それがちょっと気持ち引いてしまう部分があった、と言いたかった。
自分はグロい映画は見慣れてるし、フィクションと完全に認識して鑑賞しているので、この映画の場合でもびっくりするようなことはなかったけど、それでも多少は、おっと思うような場面もあった。こうスプラッターシーンが連続すると誰も食べ物に手を付けなくなるんですね、持ち込みの音とか一切しませんでしたもん、とそんなことを考えながら鑑賞。
R-18+の映画ですが、確かにR-15+を付けられる映画よりはより残酷。でもエロティックな場面はない。ただ悪魔はとっても卑猥ですから、悪魔に憑依された人間が喋るセリフがかなり卑猥で悪魔らしいです。
あとEVIL DEADのロゴがとってもかっこいいです。次はリメイク版「キャリー」が楽しみ
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