オススメ度 ★★★☆☆(3・4)
セレニティーという映画を知っていますか?僕はタイトルは愚か、全く知らなかったです。2005年以降の新しい映画の中で日本劇場未公開でアメリカではそれなりに認知された映画を探し、発見したのですが…。
■今から500年後の未来。地球の人口増大のため、多くの人類は地球を離れ、宇宙の星々へと散らばっていった、それらの星はそれぞれに文明を発展させ、法律を作っていった、しかし巨大な権威を持つ“同盟”により人類の住む星たちの統一が図られようとしていた…。同盟に反抗する元軍人のマルコムがキャプテンを務めるセレニティー号には個性豊かなクルーたちが乗船しており、生きるために強盗もする、そして同盟からの逃亡者、サイモンと特殊能力を持つ少女リヴァーの兄妹も加わり旅を続ける一行だったが、彼らを追って同盟がセレニティー号に近づいていた。
久しぶりのサイエンス・フィクション、しかも500年後、未来の宇宙が舞台の直球SF。日本劇場未公開ながら、映画の出来はなかなかスゴイ(ストーリーを抜いて。)まず冒頭から全編に渡りCGが綺麗、しかもセットもゴージャス、やっぱり単なるB級映画で、劇場公開に不適切だったという訳ではなく、単に興行が見込めなかったというのがレンタル落ちの理由でしょうか。CGのレベルは微妙にチープな面もあるかも知れないけど、おおかた
スターウォーズEP1に追いつくレベル、しかし俳優は日本で知られている人は全くおらず、映画自体もカルト的に人気だったというアメリカのTVシリーズの「Firefly」という作品の映画化だというので、ここは日本劇場未公開が無難です。なので、ストーリーや役者には個人的に興味薄でしたが、力の入れようは本場ハリウッドそのものですので、DVDレンタルはとってもお得です。現在旧作。
カルト的に人気を博していたというTVドラマシリーズだったにも関わらず、途中で打ち切りなってしまい、監督とファンたちの熱い思いあって映画化までに漕ぎ着けたらしいです。ドラマのことは全然知らなくても続編ではなく、新たに編成し作られたものなので、物語は充分理解出来ます。ただ印象としては非常にスターウォーズに影響されています、世界観、キャラクター、機械デザイン、すべてにおいてスターウォーズを意識した造りはちょっと面白くないです。またこの映画独自のアイデアとして、500年後の未来ではアメリカと中国の二つの国が大きな力を持っていて、文化にはその二つの国の色が半々に入り混じっているのが、特徴なのですが、そのため建物の外部、内部、などに、意味不明且つ無駄な漢字が書かれていて、衣装や建築物にもそれが反映されているのですが、肝心のアジア人は一切画面登場しないので、完全に失敗している感じが少々きつかったです。
この他にも2005以降の映画で日本劇場未公開でありながら、アメリカ・イギリスで割とヒットした映画を複数発見したので、鑑賞していきます、それとフランスとドイツの映画も立て続けに鑑賞する予定です。
監督 ジョス・ウェドン
(バフィー〜恋する十字架〜)
キャスト ネイサン・フィリオン、ジーナ・トレス、アラン・テュディック、モリーナ・バッカリン、アダム・ボールドウィン、ジュエル・ステイト、ショーン・メイハー、サマー・グロー、ロン・グラス、キウェテル・イジョフォー、デヴィッド・クラムホルツ
アメリカ(2005)原題 SERENITY
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