オススメ度 ★★★★☆(3・7)
リアリティがあって繊細な映画。レンタル新作、
日本劇場未公開というのと、脚本が
クラッシュの
ポール・ハギスということと、なんとなくポスターがお洒落だったということで鑑賞しましたが…。
■30歳目前、若くして建築家としての仕事を獲得したマイケル、付き合って3年の美人で何の欠点もない恋人ジェナも居て、人生設計はパーフェクトだった。ある日ジェナが妊娠したことを知り、口先では喜ぶマイケルだったが、突然生まれた責任に対し、動揺する…、そんなとき友の一人の結婚式、そこで出会った年下の美女キムと仲良くなり、家庭を持つという不安からちょっとした火遊びへと発展してしまう、またマイケルの幼馴染たちもそれぞれ大人と子供との狭間で個々に悩み、ときに過ちを踏みながらそれでも前に進もうともがくのだが…。
30歳目前のろくでなし男4人とその恋人たちの不安と悩み、希望のドラマ。少し男性目線、男のわがまま、に偏った映画かも知れないけど、男性・女性に関わらず、男女逆のパターンも在り得る、多くの人が共感?出来るドラマ。男女の微妙な関係、大人でもあり子供でもある年頃の微妙な心境、を描いた繊細な映画。やっぱり
クラッシュ、
父親たちの星条旗の
ポール・ハギスの脚本だけあって、人間模様に深みがあると、思ったのですが、実はこの
ラストキスという映画はイタリアの映画のリメイク作品なんだそうです、そしてポール・ハギスの脚色は多少はあるものの、ほぼオリジナルに忠実に書かれた映画だそうなので、もともとの作品からして、良質な物語なのだということです。そのイタリア版の映画の監督は
ガブリエレ・ムッチーノという人でこの人は後にハリウッド映画、
幸せのちからの監督を行っています。
脇役では
ブライス・ダナー、
トム・ウィルキンソンなどの、大きな俳優を使っていますが、メインの4組のカップルたちはアメリカではそこそこ有名な俳優たちだと思いますが、割と若手で、新進俳優たちが登場します。まず主人公、マイケル、これを
ザック・ブラフという俳優が、
チキン・リトルの声もやっているという彼はなんと、
ナタリー・ポートマンも出演している
終わりで始まりの4日間の監督もしているらしい。ちなみにこちらも日本劇場未公開。そしてマイケルの恋人ジェナを演じたのが、
ジャシンダ・バレット、美人だし、全体的の雰囲気も良いし、この映画の中で一番好きかも知れない。そしてもう一人気になったのが、マイケルが浮気してしまう女の子、キムを演じた
レイチェル・ビルソンという女優、映画にはまだ殆ど出ていないようですが、すごいキュートな役です。全米ドラマTHE OCに出ているんだとか。あとはその他の俳優たちも皆、良い感じ、
ケイシー・アフレックやら、
グラインドハウスの
マーリー・シェルトンやら、注目俳優多しです。
監督 トニー・ゴールドウィン
(恋する遺伝子、Lの世界)
キャスト ザック・ブラフ、ジャシンダ・バレット、ケイシー・アフレック、レイチェル・ビルソン、マイケル・ウェストン、エリック・クリスチャン・オルセン、マーリー・シェルトン、ローレン・リー・スミス、ハロルド・ライミス、ブライス・ダナー、トム・ウィルキンソン
アメリカ(2006)原題 THE LAST KISS
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