オススメ度 ★★★☆☆(2・9)
「虎の威を借る狐なんだけど。」
以前に初めて観たパロディ映画、
最終絶叫計画4でパロディ映画にうんざりしたのですが、なぜかまた同チームが作り上げたパロディ映画を観ることに…。
■エドワード、ピーター、ルーシー、スーザン、どこかで聞いた名前のそれぞれ別々の場所で育った孤児たち、親のない、孤独な生活を送っていたが、みなあることで偶然チョコレート工場行きのチケットを手に入れる。はじめて会った4人、しかしチョコレート工場行きのチケットはウォンカが仕掛けた罠で、4人はどうにか工場から逃げようとするが、偶然入った部屋でルーシーが大きな衣装ダンスに隠れると、その中はナルニア国という雪に覆われた不思議な国へと通じていた…。そこで待っていたのは白い魔女、彼女の悪だくみを阻止すべく4人は力を合わせ白い魔女が率いる悪の軍団と立ち向かう。
正直
ナルニア国物語そのままのストーリーはどうでもいいのですが、この手の映画はあらすじは二の次です。でも以前に観たパロディ映画
最終絶叫計画4に比べると、ストーリーがまともだったので、少しだけまとのな映画なのだと錯覚してしまいました。今作のパロディは大ヒット映画や話題映画が割と多くパロディられてました。まず主人公の孤児たちの名前もナルニア国物語の4人の兄弟たちと同じですが、ベースはナルニアで、前半は
チャーリーとチョコレート工場です。ウィリー・ウォンカは似ても似つかなかったのですが、キャプテン・ジャックスパロウ、
ジャック・ブラック、
サミュエル・L・ジャクソンなんかは微妙に似ていると思いました。アメリカにもモノマネみたいな概念があるのでしょうか。それと観てない人もいるかと思いますが、暴露します、最初の孤児がそれぞれ集まるまでもいろいろ映画のパロディがあって、パロディされている映画を観ていれば、意外に楽しめると思います。
カル・ペンという若手の俳優演じるエドワードは南米の修道院の孤児、これはもう言うまでもなく
ナチョ・リブレのパロディで、ナチョ自体コメディですが、ナチョスを砕くシーンなど微妙なところをパロッてて良かったです。しかもオリジナル版と同じ子役を使っているんじゃないでしょうか。あとこのカル・ペンという俳優は最近良く見かけます、インド/アメリカ製作映画の
その名にちなんで、で評価されたのでしょうか、僕はドラマ「24」シーズン6のテロリストに加担する少年のアハメッドという役で知りました。それとついさっき観た
ライトアップ!というクリスマス映画にもちょい役で出演していました。マニアックな話はこのぐらいにして、次に天然ルーシー役の女優は
ダ・ヴィンチ・コードからの引用でルーブル美術館、アナグラムやら館長の死体、
ポール・ベタニーが演じたシラフ、などパロってました、ほんとにオリジナルを観ていないと楽しめない、
オリジナルを観てこそ楽しめるのがパロディの利点であり、欠点です。次にスーザンは飛行機内で登場し、その飛行機は当然ヘビが投入されちょっと一瞬似てるサミュエル・L・ジャクソン役の役者が登場して
スネーク・フライトのパロディをやってます。最後に、ピーターはミュータントが通う学園に登場、
X−MENのパロディです。その他にも地味なところも含めて、
パイレーツ・オブ・カリビアン、
ボラット、
カジノロワイアル、
もしも昨日が選べたら、
スーパーマン・リターンズ、
ハリー・ポッターなんかがありました。
監督 ジェイソン・フリードバーグ
(鉄板英雄伝説)
キャスト カル・ペン、アダム・キャンベル、ジェイマ・メイズ、フォーン・チェンバース、ジェニファー・クーリッジ、カーメン・エレクトラ、トニー・コックス、クリスピン・グローヴァー、エクトル・ヒメネス
アメリカ(2007)原題 EPIC MOVIE
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