■雪の降る郊外の平和な街。そこでクリスマス男と称されているフィンチ家の主スティーブ。彼は12月に入るとクリスマスカレンダーを買ってきてカレンダー通りのスケジュールを実行するほどのクリスマス馬鹿、家族にも半分呆れられていたが、ある夜、向かいの家に新しい入居者ホール家がやってくる。さっそくお向かいのホールさん夫婦とお近づきになるフィンチ家だったが、ホール家は夫婦もその双子の娘たちも少し変わっている、そんな彼らに面くらいながらも仲良くしようとするのだが、ホール家の主バディがひょんな思い付きから家中にクリスマスイルミネーションを飾り始めてから、フィンチ家とホール家の関係がギクシャクし始める。
はじまりはもうこれぞ求めていたクリスマスムービーだというほどクリスマスムード溢れるキラキラした雰囲気、でも映画のメインはクリスマスイルミネーションにまつわる戦い…、でももっと
ジム・キャリーの
グリンチみたいな、
アーノルド・シュワルツェネッガーの
ジングル・オール・ザ・ウェイみたいな、マコーレ・カルキンのホーム・アローン2みたいなハチャメチャしな内容を想像していたら、意外と現代的、ちょっと陰湿陰険なバトルでした。クリスマスの温かい雰囲気もあるけれど、ちょっと陰険バトルのせいで半分しかクリスマス気分を味わえなかったです。
最近は少し前の馬鹿馬鹿しくもコテコテで、でも万事平和みたいな映画は、流行ではないんですかね、クリスマス映画関してはそんなコテコテな内容でも良いと個人的には思うのですが、ちょっと前の
ウィル・フェレルの
エルフはまだそんな感じでしたね。話は変わりますが、グリンチの映画の中でクリスマスの電飾をマシンガンみたいな道具で取り付けるシーンがあるのですが、あんな感じが好きです。
でも
一見の価値ありなのはクリスマスイルミネーションによってギトギトに飾り付けられたホール家宅、これは近年日本でも流行ってて地元ではイルミネーション屋敷として有名です、みたいな家もありますが、本場の全米もひっくるめても、およそ、この映画のホールさんの家が一番だろう、というくらい装飾された家はとりあえずスゴイです、はっきりいってこの映画のイルミネーションは素人には作れません…。壁中を電飾で覆い、電球の光だけで大きな一枚絵を作り上げてアニメーションを流して、終いには役者を雇ってイエスの誕生の場面を再現してますからね…。
主演はミュージカル、
プロデューサーズの
マシュー・ブロデリック、高い声が特徴の彼は新作アニメーション、
ビー・ムービーにも声の出演をしています。そして
ダニー・デヴィート。そして個人的に好きな女優、
クリスティン・チェノウェスが出演しています、
奥さまは魔女、
RV、
ハサミを持って突っ走る、などにも出演しています、もともと舞台演劇が専門の人のようなので、RVや
ライトアップ!には歌を歌う場面も少しあります。また映画出演はまだそんなに沢山はないのですが、出演した映画の役柄の殆どがちょっと変わったお隣さんという役なのも面白いです。あとはライトアップ!という邦題ですが、これは映画のタイトルと思えないほどお粗末なタイトルだと思います。
監督 ジョン・ホワイトセル
(カレンダーガール、スポット、ビッグママ・ハウス2)
キャスト ダニー・デヴィート、マシュー・ブロデリック、クリスティン・デイヴィス、クリスティン・チェノウェス、アリア・ショウカット、ディラン・ブルー、ホルヘ・ガルシア、サブリナ・オルブリッジ、ケリー・オルブリッジ
アメリカ(2006)原題 DECK THE HALLS
当ブログ内クリスマス・ムービー記事
エルフ
セレンディピティ
ポーラー・エクスプレス
ラブ・アクチュアリー
サンタクローズ3
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