DIRTY LOVE 評価 6
2005年度のゴールデン・ラズベリー賞、ラジー賞(最低映画賞)の作品賞を受賞した映画「Dirty love」を鑑賞。ラジー賞作品賞受賞作品ということと、このインパクトあるポスターによって前々から観たかった作品です。この全体的なクダラナさ、まさにアメリカンといった感じでした。B級映画も良いものです。
ポスターにも堂々と載っているのは主演女優のジェニー・マッカーシーという人、共演には同じくB級映画常連の美人女優カーメン・エレクトラ。「最“狂”絶叫計画」など主にB級映画などで活躍しているマッカーシー。彼女の演技がこの映画の最高の見所。映画の冒頭から「Oh my god.」を連発し、中盤では上半身を露出し暴れまくる、美人ではあるけど、キャラは強烈です。ニコール・キッドマンやジュリア・ロバーツではきっと表現できないであろう演技っぷりです。キッドマンやロバーツにはこんな役回ってこないし、来たとしても引き受けないと思いますが…。もちろんワースト主演女優賞もジェニー・マッカーシーが受賞しています。不潔で、下品で、やかましい、確かに最低映画かも知れないけど、決して駄作ではない、映画です。観る者を楽しい気持ちにさせられたら、それは勝ちです。
ラジー賞ノミネート作品2005-2008