
RESIKLO 評価 5
今までもアメリカやフランス、ドイツ以外の海外映画を観てきましたが、現在気になる世界の映画がいくつかあるので、しばらくアメリカ以外の海外映画を中心に観賞しようと思っております。そんな気になる世界の映画トップバッターはフィリピンのSF「レシクロ」?って読むのかな。日本題「トランスバトラー」です。レンタル屋さんによく行く人だったらこのタイトルだとピンと来るのではないでしょうか。日本のソフト会社が「トランスフォーマー」のヒットにあやかって「トランスフォーマー」っぽくパッケージングしている系映画のひとつ。
中にはそもそも「トランスフォーマー」をパクっている映画もあると思うけど、コレはちょっと違うんですね。なんせフィリピンのSF大作映画ですから。フィリピン映画なりにお金も掛ってると思います。というかフィリピン映画観るの初めてです。ハリウッドの大作映画と比べると劣るのは歴然だけど、CGは多様。セットや地球を襲う、もとい、フィリピンを襲う異星人などは、日本のTVドラマ、平成仮面ライダーの敵を彷彿とさせるデキ加減。やはりハリウッド映画を見慣れているとチープ感を抱くのは仕様がない。しかし演出や編集、ストーリーもなかなか不出来です。

ボテっとした主人公クリスバル(ラモン・レヴィラ・Jr.)
だけど、結局楽しめたのか、楽しめなかったのか、どっちなんだ、と言えば、なかなか楽しめました。第33回メトロ・マニラ・フィルム・フェスティバルのベスト・ピクチャーに選ばれた作品。その年フィリピンの最も優れた映画ということでしょうか、そうするとちょっと残念な感じも増しますが、この主人公(ラモン・レヴィラJr.)も個人的にはちょっと残念。腕と胸の筋肉はすごく発達してるんですけど、なんか体系がボテっとしてます。フィリピンの国民的スターなんでしょうかね。

なんとキャラポス(キャラクターポスター)まで作る力の入れよう
そしてフィリピンと言えば歴史の中で幾度と欧米諸国に侵略された国ということもありアジアで最も西に近い国と言われています。そんなこともあって映画の雰囲気や演技がアジア映画にしてはちょっとアメリカかぶれた感じ。内容も「トランスフォーマー」、「マトリックス」、「スター・ウォーズ」をところどころ意識した部分も感じられます。
Amazon トランスバトラー [DVD]ここ半年で観た世界の映画作品レビュー
「永遠のこどもたち」…スペイン
「ボア」…タイ
「鬘 かつら」…韓国
「幸せはシャンソニア劇場から」…フランス
「チョコレート・ファイター」…タイ
「モンスターズ・ハンター」…カナダ
「アフター・ウェディング」…デンマーク
「パラダイス・ナウ」…パレスチナ
「12人の怒れる男」…ロシア
「ヒトラーの贋札」…オーストリア