HOUSE OF THE DEVIL 評価 6
70-80年代風カルト・ホラーを意識した2009年のアメリカ・ホラー「ハウス・オブ・ザ・デビル(原題)」を観賞。すごいシンプルなタイトル。
ブロンドウェーブの10代の女の子、腰に付けたカセット・テープ、70ty'sミュージック、車、家具、映画ポスターまで、70年代風の当時の映画を意識したホラー映画です。この映画のために作られた悪魔の棲む家の、屋敷のセットが良いですね。新人なのか、主人公の女の子も良いです。
今見るから70年代のクラシックな感じが新鮮で、新しい試みが嬉しいですが、ストーリーなどはいたってシンプル。学生のサマンサがベビー・シッター募集の張り紙を見て訪ねた家で出迎えたのは一人の老齢の紳士。そこで彼は意外な言葉を口にする。面倒を見て欲しいのは子供ではなく実は私の高齢の母なんだ。母は部屋から一切でない、君は何もしなくていいから、万一のために留守番をしていてくれ。という依頼だった。不審に感じ断るサマンサだったが報酬を上乗せしてくれるというのでお金に困っているサマンサはその家で夜を過ごすことに決めた。
という始まり。オカルト・ホラー「ハウス・オブ・ザ・デビル(原題)」。町はずれの森に囲まれた静かな一軒の屋敷で不安を抱え過ごすサマンサの心細い恐怖を描いたホラー。昔のホラーを彷彿とさせるシンプルで直球な物語と70年代の古い感じを頑張って出してます。そんなところを楽しむ映画です。