ARTEFACTS 評価 5
ベルギー産低予算のちょいSFサスペンス「ハプニング・ゼロ~人体消失~」を観賞。最近ヨーロッパのマイナー映画や東南アジアのホラー映画などを気になっているものをチョイスして観賞してますわたくしです。大概どの映画も映画に関しては日本にあまりなじみのない国だけあり、一応選りすぐったものを日本へ持ってきているだけあり、どの映画もなかなか新鮮で、これは駄作だー、というものをなかったのですが、今回、このベルギー産映画に関しては個人的に“しくじった”なーと少々残念気分でございます。まぁ決して駄作ではないのですが…、イマイチ、個人的に、イマイチ、個人的に。
「ハプニング・ゼロ~人体消失~」という日本版タイトルがちょっとばかり大袈裟でしたね。まあコレでお客様の手に取っていただこうという趣旨では成功しているのですが、原題は「ARTEFACS」。“人工物”を意味する言葉のようです。
自分に落ち度があり恋人と別れたケイト、後悔し、会って話がしたいとメールを打つ。その前夜彼女は夢を見た。友人のブレンダが何者かに追い回されビルの屋上から突き落とされるという恐ろしくもリアルな夢だった。そんな彼女に警察から連絡が…。内容は友人のブレンダが転落死したというものだった。夢と同様に死に至った友人、そして遺体の中から見つかった謎の“人工物”。なぜ?。そんな彼女の周りで再び旧友が死亡する事件が起こり、そしてその魔の手がケイト自身にも降り注ぐことに…。
というお話。タイトルから想像していた感じとは若干違う感じで、予算も想像よりちょっと低めの映像。言語はなぜか英語。ベルギーではフランス語圏、オランダ語圏、ドイツ語圏があるらしいが英語だった。しかしそれは映画には関係なかった。
ローカル映画は現地の言葉で楽しみたいという欲望を裏切りつつ、登場人物たちが“何か”に襲われようとする前触れに毎回発生するノイズ音が煩わしかったりする。まさにノイズ!。
そんなこんなで映画はクライマックスに達するのだがベルギーの低予算映画のはずが、なんかミステリアス且つ壮大なまとめ方で、最終的に物語の全容を結論付けなく、説明しない、という暴挙。ちょっとガッカリです。ちょっと?
上映時間は75分という掟破りの短さは良いのだが、エンドロールが長い、5分以上?超大作映画ではないのでスタッフロールも当然短いのだが、スクロールがべた遅い。上映時間が短い映画って、エンドロールで時間を稼ごうというスタンスがあるけど、この映画はなかなかです。
駄作ではないんですけど。
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