オススメ度 ★★★☆☆
上のポスターは本国、韓国で使用されていたものだと思いますが、日本版のセル、レンタルDVDのパッケージはマズい、と思います、良くないです。パッケージのデザイン自体はほのぼのとしてオシャレなパッケージなのですが、内容とのギャップがとてつもない、たぶん、観る人が観れば、裏切られたという感情が込み上げると思います、特に愛犬家の人とか…。
グエムル 漢江の怪物(3・5★)、
殺人の追憶(4・5★)の監督、
ポン・ジュノだということは、知っていました、むしろ、ポン・ジュノ作品だから借りたんです…。前に書いた二つの映画が面白かったので…。
確かに、殺人の追憶も、グエムルもダークで陰湿な映画です、でも、ポン・ジュノもハート・ウォームな映画を作っているのかと、誤解してしまったのです、上の画像がもともとのポスターなので、ポン・ジュノからすれば、勝手にパッケージをファンシーに変えるからだろ、と思うかも知れないけど、まさにその通りです。すいませんでした。日本での売り上げるため、仕方なかったのです。
なので、映画冒頭から、気持ちを切り替え、いつものポン作品を観る構えで鑑賞、この
ほえる犬は噛まない、は殺人の追憶より以前に監督が撮ったもの、あるペット禁止の団地を舞台に、
ぺ・ドゥナを主演にした陰湿なドラマです、結局陰湿かよ!ぺ・ドゥナはグエムルにも出演しています、韓国の監督でもう一人、この人スゴい、と思っている人物、
パク・チャヌク、代表作は
オールド・ボーイ(3・5★)、
親切なクムジャさん(4★)、いわゆる復讐三部作の一作目、
復讐者に憐れみを(3★)にも出てますね、これは
R−18なので、ぺ・ドゥナが大変なことになっています、ぺ・ドゥナは母国韓国ではスターだと思うけど、日本でも上記作品や、邦画の
リンダ・リンダ・リンダなどにも出演しているので、とてもメジャーです。その彼女がこの映画の主人公、ぺ・ドゥナは喋り方とか動きが特徴的だし、役の感じも毎回似ているので、とてもぺ・ドゥナらしい、かわいい感じでした、そんなに若くないのですが…。童顔ですね。
その他の登場人物は曲者だらけです。
もともとのタイトルは
フランダースの犬、由来は不明だけど、日本のアニメ、フランダースの犬のメインテーマを口ずさむシーンがあります、少なからず、文化に大して韓国は日本に影響を受けています、韓国映画を観ると度々日本の文化が登場します、復讐者に憐れみをでは子供が
ぼのぼののアニメを観るシーンが、オールド・ボーイは日本漫画が原作、グエムルでも日本アニメの盗作疑惑が…、詳細はアニメ、
パトレイバーで登場した、モンスターがグエムル(怪物)と似ているということ(すごい似てます)。
韓国のペット事情は良く分かりませんが、日本とそこまで違うとは思わないけど、文化に対しては何事も日本より、少し遅れた感じ、ペット社会もそうだと、思います。
そこで、団地の住人の一人が、泣き声が五月蠅いという理由で、犬を殺そうとするんです、首にロープで縛って、残酷でしょ?愛犬家の人がみたら、憤りしか感じないと思う、だから、愛犬家の人は必要がないのなら、観ないことをオススメします。僕も、犬と一緒に住んでいるので、そういうシーンは面白く無かったです。たびたび残酷なシーンが織り込まれています。
結局は犬を虐待する人間を捕まえるというストーリーなんだけど、なんだか、最後まで納得いかないというか…、そこでペットの犬に関しての日本と韓国との感情の違いが少し感ぜられます。クムジャさんでも雑種犬の仔犬が破格で露天で販売しているシーンがありました。
ただ、内容は痛いけど、ポン・ジュノらしい、映像美、カメラワークなので、映画としては詰まらなくは無いのです。
ほえる犬は噛まない
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