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短調な愛の物語「エレジー」
ELEGY 評価 7
 単調な、じゃないですよ、長調、短調の短調です。“決して若いとは言えない初老の著名な大学教授ケペシュ、家族も捨て自分の愛的な欲望を突き通してきた彼が新たに恋に落ちた女性がいた。生徒のコンスエラ、顔、体、性格、すべて完璧な彼女を我がものにしようとケペシュは苦悩する”という始まりの映画です。監督は「あなたに言えなかったこと」「あなたになら言える秘密のこと」「死ぬまでにしたい10のこと」の女性監督イザベル・コイシェ。個人的な感想だと、ベン・キングズレーを主人公にした物語はとても男性的目線な映画に感じられたのですが、監督は女性なんです。
 およそ35歳のペネロペ・クルスが大学生の役なのはちょーーっとだけ違和感があったけど美しかったので問題ありません。20歳以上歳の離れた大学教授と生徒の恋愛ドラマなので、ちょっと共感するのが難しいのですが、ここは共感とかは捨て素で映画に映る二人を見つめるしかありません。

 役者は好きな人物が揃いすぎでした。「ボルベール<帰郷>」でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたペネロペ・クルス、新作は6月公開予定のウディ・アレン監督「それでも恋するバルセロナ」この映画でも今回のアカデミー賞の助演女優賞にノミネートされています。そして「砂と霧の家」「ガンジー」のベン・キングズレー、最近はなぜかラジー賞にノミネートされることの多いキングズレーですが、とても好きな俳優です。さらに「エイプリルの七面鳥」の助演演技で各賞にノミネートされたパトリシア・クラークソン、この人の演技もとても好きです。「エレジー」の中では一番パトリシアの演技に感動しました。また名優デニス・ホッパーなども出演しており、こじんまりした映画なのに格調高いキャスティングでした。にほんブログ村 映画ブログへ

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| 鑑賞:アカデミー・ドラマ系 | 18:23 | comments(0) | trackbacks(2) | pookmark |
恐い…「ファニーゲーム U.S.A.」
FUNNY GAMES 評価 7
 かなり恐かった…。筆者はホラー映画が好きでして、霊でも、化け物でも、殺人鬼でも、映画を観てて驚くことはあっても“恐い”と思うことはなかなかないんですが、コレは恐かった、凄まじく。霊でも、化け物でも、ジェイソンみたいな現実離れし過ぎの殺人鬼でもないから、恐いんだ。恐いのもとはただの人間だから、普通の人間、二人組の青年がある家族が過ごす別荘に訪ねてくるんです。「卵分けてもらえませんか?」って。最初は親切に二人の青年に対応する主人公のアン、だけど、……、あれ…この二人何かおかしい…ということに気付いていくんです。そうすると“ファニーゲーム”のはじまりです。この冷静さ、現実感が異様に恐かった。

 この映画はドイツ出身のミヒャエル・ハケネ監督自身が撮った1997年の同名「ファニーゲーム」というオーストリア映画をハリウッドで2007年に同じくハケネ監督がメガフォンを取り作った映画ということですが、オリジナル版は残念ながら観ていないのですが、10年前とは言えど、「ファニーゲーム」っていう映画がヤバイらしいという噂は聞いていました。そのころからずっと引きずっていたファニーゲームという映画。主演は製作総指揮もしているナオミ・ワッツ。ナイスなキャスティング、というよりもナオミ・ワッツがやりたかったんですかね?でも映画の中では暴力の雨、そしてナオミは屈辱を受けるシーンも…、もう動悸が激しくなります。役名もオリジナルと同系の名前で夫ジョージを演ずるはティム・ロス、そして別荘にやってくる危険な青年二人組をマイケル・ピットとデヴォン・ギアハートという若手が…、この二人のキャラクターは映画を観てる側からすると相当憎い役なんですけど、その憎さを醸すのが上手な二人です。

 もちろん監督の技も相当で、綿密に考え込まれた恐怖演出、カメラアングル、セリフ回し、そしてとことんリアリティにこだわった演出なども恐怖の真骨頂へといざないます。たとえば鉄パイプで犯人の頭を殴ったら犯人は気絶する、みたいな嘘っぽい場面はないんです。暴行を受けガムテープで両手両足縛られたナオミ・ワッツが起き上がるおよそ3分間すべて観せるんです。はっきりしたことは言えないけど、たぶん…今まで、観てきた映画の中で一番恐いと思った映画かも知れない。にほんブログ村 映画ブログへ

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| 鑑賞:ホラー系 | 03:40 | comments(1) | trackbacks(1) | pookmark |
アカデミー、ラジー、ノミネート作品発表デスね
知っての通りだと思いますが、一応記載しますと、

第81回アカデミー賞 81st ACADEMY AWARDS
作品賞

「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」2月7日公開
デヴィット・フィンチャー監督+ブラピ+ブランシェットの80歳の体で生まれた男が時が経つごとに次第に若返っていくという数奇な人生を描いた映画。

「フロスト×ニクソン」3月公開
ロン・ハワード監督の元アメリカ大統領ニクソンとTV番組の司会者デヴィッド・フロストとの実際に行われたという伝説のトーク番組の舞台裏を描いたという映画。

「ミルク」GW頃公開
ガス・ヴァン・サント監督の自ら同性愛者だということを公表し、マイノリティの社会的地位向上に努めた、実在した活動家ハーヴェイ・ミルクをショーン・ペンが演じた映画。

「愛を読むひと」初夏公開
世界的ベストセラーの「朗読者」という作品をケイト・ウィンスレット、レイフ・ファインズ共演で、1人の青年と年の離れた女性との禁断の愛を描いた映画。

「スラムドッグ$ミリオネア」4月公開
ダニー・ボイル監督の、世界的に有名なクイズ番組を題材に、ある貧しい1人の青年があと1問で最高額に達するとき、イカサマの疑いを掛けられるが、青年はなぜ学のない自分が今までの問題を解くことができたのかと証明していく映画。

 以上の5本に今回の第81回目のアカデミー賞作品賞は決定してしまったようです。個人的には「ベンジャミン・バトン」と「スラムドッグ$ミリオネア」が観たいですね。ところで筆者も作品賞ノミネートを確信していた「ダークナイト」ですが、ゴールデン・グローブ賞の作品賞にもれたときに「あれ?」と思っていましたが結局残念なことにアカデミー賞にも作品賞入ることができませんでした。ただしジョーカーを怪演したヒース・レジャーは助演男優賞に堂々ノミネートされています。

 その他俳優賞などでノミネートされている映画などはアン・アサウェイの「レイチェルの結婚」、アンジェリーナ・ジョリーの「チェンジリング」、メリル・ストリープの「ダウト〜あるカトリック学校で〜」ミッキー・ロークの「ザ・レスラー」などですね。

 そしてそして特に注視すべくは、滝田洋二郎監督の「おくりびと」の外国語映画賞ノミネートの快挙!!世界各国から65本もの映画が出品された中からのノミネートなので素晴らしいです。もちろん映画も素晴らしかったので納得のノミネートです。

そしてそしてアカデミー賞ノミネート作品発表ということはもう一つ気になる映画賞、ラジー賞のノミネート発表もあります。アカデミー賞に比べてラジー賞に今回ノミネートされた映画は、ああ、やっぱりね、と想像した通りの映画ばかりでした。以下がノミネート作品です。

第29回ゴールデン・ラズベリー賞 29th RAZZI AWARDS
作品賞

「ディザスター・ムービー!おバカは地球を救う」

「Meet The Spartans(ミート・ザ・スパルタンズ)」
単なるパロディ・ムービー。

「ハプニング」
再びシャマラン、作品賞ノミネート。

「The Hottie and The Nottie(ホッティ&ノッティ)」
パリス・ヒルトン主演

「In The Name of The King:A Dungeon Siege Tale(イン・ザ・ネイム・オブ・キング)」
ゲーム好き監督ウーヴェ・ボル作品

「愛の伝道師 ラブグル」
マイク・マイヤーズ主演、共演ジェシカ・アルバ

以上が最低作品賞です。その他最低俳優賞などではラジー賞常連「ミート・デイブ」でエディ・マーフィーが、「ハプニング」でマーク・ウォールバーグ、「ラブグル」でマイク・マイヤーズ、「88ミニッツ」でアル・パチーノがノミネートされました。女優さんは「アイズ」「愛の伝道師 ラブグル」でこちらも常連ジェシカ・アルバが、「ベガスの恋に勝つルール」でキャメロン・ディアスが、「ホッティ&ノッティ」でパリス・ヒルトン、「フールズ・ゴールド」でケイト・ハドソンがノミネートされたようです。「キャット・ウーマン」のときのハル・ベリーに続きキャメロン・ディアスがラジー賞受賞会場にやってくることを期待します。にほんブログ村 映画ブログへ

アカデミーノミニーズが観たい2005-2007
ラジーノミニーズが観たい2005-2007
| 気になる映画/雑記 | 18:21 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
美男美女「フールズ・ゴールド カリブ海に沈んだ恋の宝石」
FOOL'S GOLD 評価 7
 美男美女、マシュー・マコノヒーとケイト・ハドソン主演のカリブ海・宝探しムービー、「フールズ・ゴールド」を鑑賞。こちらは2008年全米映画ランキングで初登場1位を獲得した大ヒット映画ですが、筆者も日本公開された際、銀座シネパトスという映画館で観ようと思ったけど、直前に観た「Mr.ブルックス」で気力を消耗してしまい直帰したので観れなかったという映画です。

 “18世紀海底に沈んだとされるスペイン王の財宝を探すことに躍起になっている男フィンと、そんな男に愛想を尽かした妻テス、2人は偶然カリブ海の豪華ヨットで再開し、ヨットの乗組員を巻き添えにし再び宝探しを再開する”というストーリー。
 全米1位とはいえ、安っぽい雰囲気のコメディ映画かなと思っていたけど、マシュー・マコノヒーとケイト・ハドソンのコンビが楽しく、舞台も晴れ晴れとしたカリブ海のリッチな感じ、そして宝探しの謎解きもなかなか楽しく、予想していたよりも大衆映画してました。マコノヒーとケイトの二人は相性も抜群で、ニューヨークを舞台にした映画とは違って二人とも開放的で冒険的で、目を楽しませます。続編があったら観たみたいです。
 その他の役者もカリブ海に停泊する豪華ヨットの主をドナルド・サザーランドが演じ、マコノヒー扮する宝探しのことしか考えていない男フィンのライバルを「ベオウルフ」のレイ・ウィンストンが演じたりとキャストも面白いです。にほんブログ村 映画ブログへ

Amazon フールズ・ゴールド/カリブ海に沈んだ恋の宝石 [DVD]
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| 鑑賞:エンタメ系 | 16:39 | comments(0) | trackbacks(2) | pookmark |
極夜の30日間「30デイズ・ナイト」
30 DAYS OF NIGHT 評価 7
 サム・ライミが立ち上げたホラー映画専門の映画プロダクション“ゴーストハウス・ピクチャーズ”の新作映画「30 DAYS OF NIGHT」を観ました。新作と言っても2007年全米公開の映画なのですが…。主演はジョシュ・ハートネット。
 舞台はアメリカ合衆国最北のアラスカ州の田舎町、真冬の雪に覆われたその村は外界への導線に乏しく大雪にもなると外界への行き来は不可能に…、そしてその村は北極南極などで見られる“極夜”がやってくる村だった。極夜とは白夜が一日中太陽が沈まず薄明かりの状態が続くのに対し、一日中太陽が昇らず暗がりのままの現象のこと。そんな現象が30日間続くのが映画「30 DAYS OF NIGHT」です。この映画はいわゆるゾンビ・ムービー、ゾンビではないけど、血に飢え化け物となった元人間たちが現人間を捕食すべく、闇夜にまぎれ突如襲ってきて、噛まれた者はまた次々と化け物になっていくというもの。雪に閉ざされた静まり返った村で人間が少しづつ殺され、周囲をどんどん化け物たちに包囲されていくのはとんでもなく緊迫感があります。

 この映画の化け物、が、ほかの映画のゾンビ系のものとは違ってユニークです。ゾンビではないのですが、元人間、人の生血を欲するヴァンパイアの要素もあって、でも見た目は生前の人間より“オオカミ”のように変形します。目は黒目だけになり、つりあがり、口は大きく、犬歯が生え、まさに狼人間。そんな気味の悪いやつらが襲ってくる映画です。
ゴーストハウス・ピクチャーズの映画「ブギーマン」「THE JUON 呪怨」「呪怨 パンデミック」「ブラッド」「ゴーストハウス」にほんブログ村 映画ブログへ

| 鑑賞:ホラー系 | 00:01 | comments(1) | trackbacks(2) | pookmark |
造形美「ヘルボーイ ゴールデン・アーミー」
HELLBOY II: THE GOLDEN ARMY 評価 7
 「パンズ・ラビリンス」で好評を得たメキシコ出身の映画監督ギレルモ・デル・トロが再び「ヘルボーイ」を映画化。2004年公開のヘルボーイでは、第二次世界大戦の最中異界から召喚された悪魔の子、ヘルボーイが人間に育てられ、怪力ながらも心優しいヒーローに成長し悪を成敗しましたが、前作同様ヘルボーイをロン・パールマンが、水棲人のエイブをダグ・ジョーンズが、炎を操る女リズをセルマ・ブレアが演じました。前作では個人的にヘルボーイの見かけ倒しのあまりの弱さに少々幻滅しましたが、やはり今回もヘルボーイは弱かった!他のヒーローものに比べるとヘルボーイは意外と打たれ弱くて、戦術に秀でてないんですね、今回映画を観て気づきましたが筆者は主人公のヘルボーイがあまり好きじゃないです。でも映画はデル・トロ監督の素晴らしい感性が光るものでした。

 エイブという青い半魚人のような男を演じているのがダグ・ジョーンズという人。ダグ・ジョーンズと言えばパンズ・ラビリンスに登場する2体の怪人、牧神パンとペイルマンという化け物を演じていた人、エイブもパンズの化け物もキャラクターそれぞれに個性のある人間離れした奇妙な動きで見事、今のところ怪人を演じさせたら彼の右に出る人はいません。そして炎を操るヒロインを演じているのがセルマ・ブレア、好きな女優です。 そしてそれよりも目を見張るのが、前作は比較的キャラの数の乏しさが気になりましたが、前作の比較にならないほどの数の不思議キャラクター、怪人たちの、魅力、造形美に翻弄されます。ダグ・ジョーンズも複数のキャラを演じているようです。実際物語には途中から少々飽きてしまったのですが、この異形のキャラクターには目がいきますね。ガス化した人間が動かす機械人間、イチョウのお化けみたいな天使、消しゴムのお化けみたいなやつ、ナメクジのお化けみたいなやつ、すべて原作に登場するキャラなのでしょうか、映画のために作られたキャラなのでしょうか、とにかく造形美は素晴らしいものがありました。パンズ・ラビリンスのあとなのでより、ファンタジックで、おとぎ話に近くなっている気がしました。にほんブログ村 映画ブログへ

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Amazon オリジナル・サウンドトラック「ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー」
| 鑑賞:エンタメ系 | 02:03 | comments(0) | trackbacks(1) | pookmark |
長い長い出会い「イルマーレ」
THE LAKE HOUSE 評価 7
 2006年の同名韓国映画のハリウッド・リメイクの「イルマーレ」を鑑賞しました。原題は“THE LAKE HOUSE”ですが「イルマーレ」とはイタリア語で“海”を意味する言葉だそうです。韓国語なのかと思ったら全然違ったんですね、タイトルはハリウッド版では違いますが、物語の中で重要な役割を果たすレストランの名前が“イルマーレ”とされていました。
 主演は日本では「シャッフル」が1月に公開されるサンドラ・ブロック、そして「地球が静止する日」が公開中で次に2月の「フェイクシティ ある男のルール」が控えるキアヌ・リーヴス。やっぱりサンドラ・ブロックは魅力的ですね、ビジュアル以上に人柄に好感が持てます。そして好きな女優の一人、イラン出身のショーレ・アグダシュルーも出演しているので申し分ないです。
 映画で登場するもう一つの主役が“湖畔に立つ家”です。オシャレな佇まいながらも全面ガラス張りというちょっと家主にとっては恥ずかしいおうち。その家の郵便受が人知を超えた現象により、2004年に湖の家に住むキアヌと2006年のサンドラを結び付け、韓国映画らしい純愛ストーリーとそこへファンタジックなスパイスが導入され、飽きの来ない面白い映画となっておりました。

 「猟奇的な彼女」のアメリカ・リメイク映画はエリシャ・カスバート主演で日本でも劇場未公開でレンタルされましたが、これからも「箪笥」のリメイク「The Uninvited」も全米で公開されますし、「グエムル 漢江の怪物」などのリメイクもあるようです。にほんブログ村 映画ブログへ

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| 鑑賞:エンタメ系 | 01:33 | comments(0) | trackbacks(2) | pookmark |
音楽は人を変える「コーラス」
THE CHORUS 評価 10
 2004年度のアカデミー賞・外国語映画賞にノミネートされたフランス映画。そのとき外国語映画賞を受賞した作品は「海を飛ぶ夢」でしたが、負けず劣らず、映画らしい素敵な作品ですね。テーマ曲もキレイ過ぎです。アカデミー賞の他にもヨーロッパ映画賞や英国アカデミー賞、自国フランスのセザール賞などの映画賞にもノミネートされ、フランスでは大ヒット、日本でも公開当時何かと話題の映画でした。改めて今まで観ていなかったヨーロッパ映画の近年の名作を踏襲しようと、観てみた映画ですが、観て良かったです。
 
 この映画は観たことある人かなりいるのかと思いますが、ストーリーは“1949年のフランスの片田舎にある親のいない子や問題児が住む寄宿学校が舞台。そこへマチューという新任教師がやってくるのだが、問題児たちを信用してしていない校長や教員、また多くの問題を抱える子供たちに苦戦しながらも、コーラス隊を作り、子供たちをまとめていく”というフランス版金八先生のような、成長ドラマです。

 新任教師マチューを演じるフランス人俳優(ジェラール・ジュニョ)の人柄が味わい深く、子供たちや教師など、役者の存在が良い。そして映画のメインのコーラス、はじめは下手くそな合唱が上達すると、とても美しいメロディーに。曲も素敵です。そして3000人の中から選ばれたというコーラスの中でソロを歌う少年、はじめは問題児だった彼が歌を歌う瞬間、その子の歌声はまるで天使です。コーラス部分は実際にはプロの少年合唱団が歌っているようですが、このソロを歌う子だけはガチで歌ってます。にほんブログ村 映画ブログへ

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| 鑑賞:アカデミー・ドラマ系 | 14:51 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
お金の使い方「ミリオンズ」
MILLIONS 評価 7
 2004年のイギリス映画です。監督は「トレインスポッティング」「普通じゃない」「28日後...」「ザ・ビーチ」「サンシャイン2057」のイギリス人監督ダニー・ボイル。
 ダニー・ボイル監督の新作「スラムドッグ$ミリオネア」が今回の各映画賞に多くノミネートされて、かなり話題を集めていますが、とても気になる1本です。今回観た「ミリオンズ」は以前から観ようか迷っていた映画の一つですが、今回の「スラムドッグ$ミリオネア」の評判と“ミリオン”つながりということで鑑賞意欲がまた湧き上がってきたので観てみました。当時「ミリオンズ映画館で観たよ」という知人がいて、その人の感想がんー、イマイチ、ということだったので、その人の影響で鑑賞意欲が軽減されていたのですが、観てみると、これがなかなか、面白い題材の映画でした。稀な映画です。

“通貨統一で湧き上がるイギリス、残すところ数日でポンドがユーロに変わり、ポンドがただの紙切れになってしまうというとき、キリスト教の聖人をこよなく愛する8歳のダミアンと現実主義の10歳のアンソニーが、偶然大金が詰め込まれたナイキ鞄を発見、果たして2人はその大金をどうやって使うのか、拾ったお金をねこばばするのは、果たして正しい行いなのか”という子供を主人公にしたお金にまつわる物語なのです。
 現実主義のアンソニーはシビアに確実に利益を欲し、弟アンソニーは寄付ばかり…。と子供を主役にしながらも“キレイごと”には片付けず、お金はお金と、人間の弱さとか浅ましさとか正直なところとか、とにかくお金が好きなところを描き、ストーリーも起承転結最後まで気になる展開でした。ダニー・ボイル監督の映像もキレイでユニークな映像観です。「ミリオンズ」の中にも家族で“クイズ$ミリオネア”を見る場面が出てきますが、ダニー・ボイル監督はこのクイズ番組好きなんでしょうか…。にほんブログ村 映画ブログへ

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| 鑑賞:エンタメ系 | 02:29 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
本気でアニメの映画化「スピード・レーサー」
SPEED RACER 評価 8
 正直ナメてました、「スピード・レーサー」。そしたら思いのほか、とてもファンタジックでエンターテイメントで、135分なのにテンポも良くって、全然飽きないで観れました。「マトリックス」シリーズのウォシャウスキー兄弟が次に選んだ映画の題材がなんでまた「マッハGOGOGO」なんだと、訝ったものですが、流石です。映画を映画にする、楽しいものに観せるのがとても上手です。そしてCGバリバリの映像は色がとても綺麗です。とてもセンスの良い色とりどりの映像はまるで飴玉のように綺麗です。ストーリーもアニメの映画化っぽく、突飛、だけど綺麗にまとまってる感じでした。
タツノコプロのアニメがハリウッドで映画化されるなんて夢にも思わなかったけど、この映画でアメリカでも「鉄腕アトム」(アストロ・ボーイ)同様に「スピード・レーサー」という名目で当時放送されていたんだと知りました。なのでキャラクターやマシンはあらかた原作に近い感じのようですが、キャラクターのネーミングは横文字ですね。主人公の三船剛がアメリカ版ではその名も“スピード”ですからね。その主人公を演じたのが若手実力派のエミール・ハーシュ、その恋人役がクリスティーナ・リッチ、スーザン・サランドンも「告発のとき」とは打って変わってユニークな役で、さらにRain(ピ)や真田広之などキャラスティングも面白かったです。
 
 ウォシャウスキー兄弟の次回作は監督じゃないけど、プロデューサーを務める「ニンジャ・アサシン(原題)」という映画でRain(ピ)も出演するみたいです。やっぱりウォシャウスキー兄弟は日本が相当好きですね。
 同じタツノコプロ作品と言えば「ヤッターマン」がありますがコレも日本で映画化され3月に公開されますが、これは「スピード・レーサー」に触発されたんですかね…。ドロンジョ様の深田恭子を早く観てみたいです。にほんブログ村 映画ブログへ

Amazon スピード・レーサー 特別版 (2枚組) [DVD]
Amazon スピード・レーサー [Blu-ray]
Amazon オリジナル・サウンドトラック「スピード・レーサー」
| 鑑賞:エンタメ系 | 23:32 | comments(0) | trackbacks(1) | pookmark |
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