DRAGONBALL EVOLUTION 評価 6
嫌いじゃないけど、んー。ナンセンス!もし20世紀FOX以外の会社が映画化権を手にしてたら…。もし「ザ・ワン」
「ファイナル・デッドコースター」のジェームズ・ウォン監督じゃなかったら…。と考えてしまうとかなり残念な気分に襲われます。
でも、エミー・ロッサムのブルマと、マイ役の田村英里子(ERIKO)の存在はかなり個人的にはGOOD。この二名のキャスティングはベストだと思うけど、それ以外はあまり原作を反映していないのでバッドです。あ、孫悟空のじっちゃん、孫悟飯のお爺さんも良いキャスティングですね。チチを演じたジェイミー・チャンも可愛いのでOK。
世界中で支持されているアクション・アドベンチャー・MANGA「ドラゴンボール」
の映画化ではあるけど、客観的に観て作り手の作品への愛が感じられない。長編漫画なのである程度割愛しないと映画作品として語りきれない部分は勿論あるのは分かるけど、なんで“ドラゴンレーダー”があんな形になってしまうのか…なんで鳥山明の洗練されたデザインやフォルムをあえて変える必要があるのか、そこが作品への愛が感じられないところ。“ドラゴンレーダー”に関わらず、そういった原作を無視し過ぎなオリジナリティさがどうやら受け入れ難いですね。ピラフとシュウとマイ、ミスターポポに、ランチさん、そんな実写映画化で削除?されたキャラクターたちや孫悟空の幼少期や衣装とか、もっと原作に忠実に作れば、かなり面白い映画になったと、思うからせつない。この映画はつまらない、というより、勿体ないというのが正直な感想です。すでに次回作の撮影に入っているということなので、是非挽回して欲しい。
それと田村英里子はとてもカッコ良かったけど、前半原作にない、訳の分からない“日本語”を話す民族の謎の集落が映るのですが、そこで田村さん以外に日本人の役者がもう一人登場しています。関めぐみさんという人です。ここで美人日本人女性の共演があるのですが、そこで二人は日本語で会話をします。原作にはまったく関係ないけど、ハリウッドの大型映画で突如、流暢な日本語で対話をする二人。このシーンはかなり好きです。
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