SHUTTER ISLAND 著 デニス・ルヘイン
2010年に公開されるマーティン・スコセッシ監督、レオナルド・ディカプリオ主演のミステリー・サスペンス「シャッター・アイランド」の原作を読みました。映画の公開が2009年の10月頃だったのが2010年上旬に延期になっています。何があったんでしょう。
主人公のテディを演じるのがレオナルド・ディカプリオ、その相棒チャックをマーク・ラファロ、テディの妻ドロレスを
「彼を二度愛したS」のミシェル・ウィリアムズ、閉鎖的な孤島、通称“シャッター・アイランド”の医師コーリーをベン・キングズレー、その他エミリー・モーティマー、パトリシア・クラークソン、などが映画版のキャストを演じているようです。好きな俳優のベン・キングズレーとパトリシア・クラークソンが出演しているだけでも素晴らい。
本を読む前からキャスティングが判明していたので、やっぱり読んでみると自然とディカプリオやキングズレーの顔が浮かんでしまうのですが、主人公のテディも医師のコーリーもその他のキャストも小説の描写に雰囲気が実際のキャストの似ているので違和感のないベストなキャスティングだと思います。
1954年シャッター・アイランド。精神疾患のある重犯罪者たちを収容する孤島の刑務所で、一人の女性囚人が鍵の掛った独房、複数の見張りのいる中、謎のメッセージを残して跡形もなく消えたという。捜査を任された連邦捜査官のテディ、そして相棒のチャックは島を訪れる。島を代表する医師コーリーらに迎え入れられるが島の医師、看護師たちは何かを隠しているとテディは察知する。島で行われている治療の謎、亡き妻を忘れられないテディ、複数の謎が交差するミステリー。
英字をそのまま丁寧に翻訳したような文章だったので最初ちょっと読みづらさを感じましたが、そのうちミステリーに引き込まれ気にならなくなりました。孤島で忽然と消える人物。ミステリーとしてはうってつけで、でもお約束と言えばお約束な感じもするので、マーティン・スコセッシ監督でディカプリオ主演はちょっと意外な気もします。
謎解きものなので、小説を読んでしまったので物語の中核を知ってしまったので映画版は、その点は楽しめませんが、マーティン・スコセッシとディカプリオの力の入れようと頭で想像した場面が実写化するところなど、気になるところが一杯あるので映画を是非観たいです。
Amazon シャッター・アイランド (ハヤカワ・ミステリ文庫)