UNDERWORLD: RISE OF THE LYCANS 評価 7
ケイト・ベッキンセール主演のヴァンパイア・スタイリッシュ・アクション「アンダーワールド」そして第二弾「アンダーワールド:エボリューション」に続くシリーズ新作「アンダーワールド:ビギンズ」をレンタル観賞。
今回「アンダーワールド」シリーズのヒロイン、セリーンを演じるケイト・ベッキンセールの登場は無く、いや最後に数秒間の登場はあるのだけれど、その他には一切の登場は無く、この「アンダーワールド」シリーズの物語の序章を描いたプリークェル・ムービー。
遥か千年以上昔のこと。不老不死の祖コルヴィナスの双子の兄弟マーカスとウィリアムという人物によって築かれたヴァンパイア族と狼男族。知力で狼男族に勝るヴァンパイア族は支配者ビクターのもと狼男族を奴隷として使っていた。やがて誕生した一人の狼男族の子ルシアンは生まれながらに他の狼男にはない力を秘めていた。人と狼男、自由自在に変化のできる彼は狼男族最初のライカンとなる。ビクターはルシアンの力を利用し服従させてきたが、ビクターの娘ソーニャとルシアンは密かに愛し合う。ヴァンパイアとライカンの禁断の恋、これが後世へと続く両者の死闘の幕開けだった。
シリーズのプリークェル、序章に相応しい壮大な物語でして、ストーリーはとても気に入りました。けれどその壮大なテーマに映像のカッコ良さ、演出が少しだけ追いついていないようにも感じられ、ちょっと勿体ない。シリーズ4作目の話もあるのだとか。
今回セリーン役のケイト・ベッキンセールに代わってヒロイン役を演じるのはヴァンパイア族の王、毎度ビル・ナイが演じているビクターの娘であり、女戦士ソーニャ。彼女を演じるのはイギリス人女優ローナ・ミトラ。ベッキンセールのセリーンばりにクールな女ファイターがキマッてましたが、彼女は
「ドゥームズデイ」でもセリーンもどきな女ファイターをすでに演じていました。
そしてもう一人の主演役者、マイケル・シーン。彼は狼男族初のライカンとなる男ルシアンの役。マイケル・シーン演じるルシアンはシリーズ通して毎回登場してたんですね…。一応シリーズは全作観ていますが、前作から時間も空いたし、あまり思い入れのない作品だったので、すっかり忘れてました。さすが不老不死。
「フロスト×ニクソン」や
「クィーン」とのギャップがイイですね。
でもこの3作目を観てまた「アンダーワールド」にちょっと興味が湧いてきました。続編も気になる。
ヴァンパイア王の娘 ソーニャ 狼男族最初のライカン ルシアン
ローナ・ミトラ マイケル・シーン
「アンダーワールド」2003 「アンダーワールド: エボリューション」2006