機動戦士ガンダムUC episode 1 ユニコーンの日
こちらをレンタル観賞致しました。もともとは小説版として登場した物語のようですね。それが2009年に機動戦士ガンダムUCアニメ化!ということが決まって2010年春にお披露目されたもののレンタル版ですが、TVアニメーションではなくOVA作品として登場。初お披露目は六本木で上映イベントもあったんだとか、知りませんでした。しかしユニコーンアニメ化の情報は当初から勿論注目でしたが、ちょっと月日が経過し、少し忘れそうになっていたころ、レンタル開始で、早速観賞しました。
やっぱりガンダムと言ったらファースト・ガンダムから続く宇宙世紀の歴史、これにはみ出るパラレル・ワールド的な別のガンダム作品だと、どうしてか観る気が湧いてこないのですが、この新ガンダム、これは勿論ファースト・ガンダムからの歴史の流れを組む正規のガンダムシリーズ。否応なく観るしかない。最初に申し上げますと、とても満足です。この上なく。
「機動戦士ガンダム」がTV放送されたのが1979年なので、ガンダムの物語の中の世界で語られる暦、宇宙世紀は西暦にちなんで宇宙世紀0079。この宇宙世紀が始まって79年、アムロ少年がガンダムという名のモビルスーツのパイロットになるはめになり、その後に続くガンダムの歴史が語り継がれるのですが、宇宙世紀0084〜0093のあいだに「機動戦士Zガンダム」、「機動戦士ZZガンダム」、「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」などの物語があり、このユニコーンはその逆襲のシャアから3年後の物語として語れるものです。これはガンダムファンは興奮します。
クイン・マンサの流れをくむ MSクシャトリヤ
まず感激なのが冒頭。ファーストガンダムが登場する遥か前、宇宙世紀元年のシーンから始まります。そのシーンはほんとにすぐに終わりますが、宇宙世紀元年に青年だった男が年をとり未来科学の措置でユニコーンの物語である宇宙世紀0096年まで生き続けます。そしてカッコよくタイトルが登場するのですが、この100年以上生き続ける男の声優さんがガンダムのナレーションでも有名な永井一郎さんなんですねー。そりゃガンダムの歴史を見続けた男ならガンダムのナレーションをしてもおかしくはないな、そんな解釈もとれます。
そして物語は過去のガンダムシリーズの流れや面影のあるモビルスーツや登場人物も登場したり、今回の主人公バナージがカミーユやアムロを連想する癖っ毛な少年でもちろん絵も綺麗。1話の物語もガンダムの続編として上手い始まり方で、1話目のまとめ方も綺麗。声優も良いし、セリフも雰囲気も従来のガンダムを意識してか、ほんとにガンダムらしい作品。
Zガンダムの量産化 MSリゼル (MSリ・ガズィよりも高性能)
一つだけ、ほんとに一つだけ嫌だなと思ったのはキャラクターのセリフというか背景の声に英語らしき言葉がときたま流れるんですよね、宇宙世紀元年の演説シーンでの通訳とか、管制からパイロットへの指示とか…。ガンダムという物語はワールドワイドというか、もう宇宙全体のお話で、セリフのあるキャラクターもみんな日本人という訳ではないですよね、特にガンダムってあまり国籍とかそんなに関係ないっていうか、日本のアニメなので勿論セリフは全編日本語だけど、別にキャラクターたちは日本語話してる訳じゃないですよね、英語もしくは万人共通の言葉をとりあえず話してる訳で、それで視聴者は全然問題ないんですが、ここで英語が聞こえてしまうと、あれれ、じゃあ主人公たちは何語で話してるの?っていうことになりますよね、なのでなんかその演出はいらないんじゃないかと、感じましたが、こんな些細などうでもいいことに長々と文を書いてすいません。
機動戦士ガンダムUCとっても良い作品です。
episode 2 「赤い彗星」 10月30日 イベント上映&配信&Blu-ray劇場先行販売