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DEEP RISING 評価 7
少し前に深夜に地上波で放送されていた映画「ザ・グリード」を観賞。初めて観ました。1998年の映画、公開当時は日本でも多少話題だったのかな、なんとなく覚えてるような覚えていないような…。テレビを点けると丁度映画が始まったところ、ちょっと夜も遅い時間だったので今から全編観るのはな、と思い冒頭を少しづつ観進めていくと、なかなか興味惹かれる展開。なかなか楽しめるので結局最後まで観ました。
密輸船で依頼主から預かったものなどを指示された場所へ送る仕事を生業としている船長フィネガンと他二名の仲間。今回の仕事は目的を明かさない武装集団と爆弾を輸送中。この集団が何か良からぬ計画を企てていることは想像できたが金のために黙って仕事をこなす船長一行。しかし密輸船が何かにぶつかり故障。すると近くに東シナ海を優雅に航海中の豪華客船アルゴノーティカ号が…。武装集団は金持ちたちから金品を奪おうとフィネガンも人質に豪華客船に侵入。しかし中はもぬけの空。人の姿は忽然と消え去り、船内は滅茶苦茶になっていた…。
という始まり。ちょっと映画の内容と反してポスターはホラーっぽい感じですが、海洋モンスターパニックアクション系な映画です。映画の冒頭は大惨事が起こる前のアルゴノーティカ号の優雅なパーティーシーンから始まります。アメリカ映画で、西洋人主催のクルージングだけど、お客様はアジア人が沢山、そしてパーティーの余興では日本太鼓の演奏など…。なんか気になっちゃう冒頭でした。そしてすぐさま登場するのが現在よりも若く美しいファムケ・ヤンセンが登場。
「90分で3000人- 喰って、喰って、喰いまくれ!」というのは当時の日本のキャッチコピー…。
「ザ・グリード」というタイトルですが、意味は“貪欲”。モンスターの名称でもあるそうですが本編ではその言葉は出ず。原題の「ディープ・ライジング」でも日本人受けはそんなに悪くないじゃないか、とも思います。
大海に佇む豪華客船もの映画と言えば「タイタニック」や「ゴースト・シップ」「ポセイドン」など色々ありますが、個人的には客船ものは好きなジャンル。1998年ということは「ジュラシック・パーク」の数年後の映画になりますが、この映画も当時の最新CG技術で深海に潜む謎のクリーチャーをCGで描いています。今観てもさほど遜色のない立派なCGでした。CGにお金を掛けモンスターを作り上げ、お祭り気分の人間たちを襲い、生き残った少数のグループが船内狭しとモンスターから逃げ惑う。観ていてなんとなく「ジュラシック・パーク」を想像せずにはいられない、そんな映画です。
主人公フィネガンを演じたトリート・ウィリアムスは来年公開の日本映画「太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-」に出演するらしいです。監督は「ハムナプトラ」、「ヴァン・ヘルシング」、「G.I.ジョー」のスティーヴン・ソマーズ。
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