24
遂に「24」もファイナル。こちらも観終えたのは少し前のことになりますが、ようやくテロリストとの際どい対決も終焉です。あとは2012年の劇場版を残すのみ…。「古畑任三郎ファイナル」並みに切ない、しかし「24」は8作まで作られましたからね、もう充分楽しみました。古畑任三郎もリターンズ、とか劇場版とか企画されないですかね…。
シーズン1〜5の舞台はロサンゼルス。アメリカの特殊政府機関CTUロサンゼルス(テロ対策ユニット)がジャック・バウアー(キーファ・サザーランド)の職場。シーズン6ではCTU解体に伴い舞台はワシントンD.C.へ。FBIに協力しつつジャックとテロリストとの決闘が起こり、ファイナルシーズンではCTUが復活。舞台はニューヨーク。今まで幾度もアメリカをテロの脅威から強靭な体力、戦闘能力、戦闘知識でクリアし、狂人な精神で究極の選択を強いてきたジャック。もそろそろ引退、というところで新たなテロの脅威が…。アメリカ初の女性大統領として任期を全うしているアリソン・テイラー大統領(チェリー・ジョーンズ)と中東の国カミスタンの大統領オマール・ハッサン(アニル・カプール)との和平協定が結ばれようとしているそのとき、和平協定を良く思わない組織による、ハッサン大統領の暗殺の予期が物語のはじまり。
最愛の一人娘キンバリーとの仲も改善し、孫ももうけたジャックは安定した生活を目前にテロとの対決に引き戻される。「24」らしい強引なストーリー展開ももちろんありますが、そこはむしろ「24」の良いところ。最終話にして個人的に最期まで充分楽しめる満足なストーリーでした。
前話から登場しているジャックと良い感じな元FBI捜査官ルネ・ウォーカー(アニー・ワーシング)も再び登場で嬉しいのですが、今回初登場のキャラクターも観始めのときは、むむむ、なんか今までの24と路線が違うかな、と思いきや、観進めるうちにどのキャラも「24」らしい頭角を見せ、最終話にしか登場していないけど、とっても愛着のあるキャラクターがたくさんでした。シーズン3から登場のお馴染みベテラン分析官のクロエ・オブライエン(マリー・リン・ライスカブ)ももちろん登場するので、これはもうファンとしては外せません。過去にも人気キャラクターは数登場しているんですけど、作品柄、かなり死んでしまってますからね…。
初登場キャラではCTU上級官のデイナ・ウォルシュ(ケイティー・サッコフ)、ハッサン大統領の奥様ダリア・ハッサン(ネカー・ザデガン)、その娘カイラ・ハッサン(ナズニーン・コントラクター)、新聞記者のメレディス・リード(ジェニファー・ウェストフェルト)がお気に入り。特にデイナ。CTUで働いている彼女、初めて見たときはノースリーブで偉そうな感じで、なんだこのキャラはと憤慨ものでしたが、このキャラは今回一番のスペシャルですね。それはもうニーナ・マイヤーズ(サラ・クラーク)級な。
ハッサン大統領は「スラムドッグ$ミリオネア」でクイズ番組司会者のあの人ですね。「デスパレートな妻たち」にも登場した大統領補佐官のイーサン・ケニン(ボブ・ガントン)も好き。
■前作を通してお気に入りなキャラは数知れずですが、少しあげてみると、まず「24」好きな人なら誰しも頷くであろう名脇役、アーロン・ピアーズ護衛官(グレン・モーシャワー)
■シーズン3から登場の日本の血も少し持ってるレイコ・エイルスワース演じるCTU職員ミシェル・デスラー
■シーズン6の中東系の若き女性CTU支部長ナディヤ・ヤセル(マリソル・ニコルズ)
■劇中初の黒人大統領デイヴィット・パーマー(デニス・ヘイスバート)とその悪妻シェリー・パーマー(ペニー・ジョンソン・ジェラルド)
■シーズン1からほぼ全シリーズに登場この作品で一躍人気女優となったエリシャ・カスバート演じるジャックの娘キンバリー・バウアー
■シリーズに時折登場する謎の女テロリストマンディ(ミア・カーシュナー)。シリーズ最初の見せ場飛行機爆破シーンから登場。
■シーズン1でCTUの分析官として登場するジェイミー・ファレル(カリーナ・アロヤヴ)
■シーズン2で大統領補佐官として登場するリン・クレスギ(ミシェル・フォーブス)
■シーズン4テロリスト一家の妻ディナ・アラス(ショーレ・アグダシュルー)
などなど思いだしたら好きなキャラはどんどんあげられるのでこのへんにして、それにしても「24」登場前からドラマや映画なので有名な役者も意外と「24」に出ております。例えば、ルー・ダイアモンド・フィリップス、レジーナ・キング、カル・ペン、ロバート・カーライル、ヴァネッサ・フェルリト、ザカリー・クイント、ケイト・マーラ、ショーン・アスティンなどなど。
Youtube シンプソンズ ジャック・バウアー登場シーン
続きまして「24」と言ったら最期の黒幕。一番悪い奴も良い役者が登場します。
ネタバレ です。
シーズン1 ヴィクター・ドレーゼン(デニス・ホッパー)
ドイツからテロリストが来ているという情報に始まり黒幕はアメリカ人
シーズン2 ピーター・キングスレー(トビン・ベル)SAWシリーズの…
中東系のテロ組織による犯行、黒幕はアメリカ
シーズン3 スティーブン・サンダース(ポール・ブラックソーン)
メキシコ犯罪組織の捜査に始まり黒幕は元MI6のイギリス人
シーズン4 ハビーブ・マルワン(アーノルド・ヴォスルー)
イスラム系過激派による犯行 中国政府とも亀裂が
シーズン5 クリストファー・ヘンダーソン(ピーター・ウェラー)とXXX
中国とは不仲でロシア人テロリストの攻撃しかし黒幕はアメリカ人
シーズン6 フィリップ・バウアー(ジェームズ・クロムウェル)
中東系のテログループの犯行に始まり黒幕はジャックの父
リデンプション&シーズン7 ジョナス・ホッジス(ジョン・ボイド)
架空のアフリカの国サンガラのテロ組織の犯行しかし黒幕はアメリカ人
シーズン8 XXXXXX
架空の中東の国カミスタンのテロ組織の犯行しかし黒幕はロシア
ジャックの恋愛遍歴も作品の見所の一つです。シリーズ通して数多くの女性と関係を持ってきたジャック・バウアーのお相手は…
シーズン1 妻テリー・バウアー(レスリー・ホープ)同僚ニーナ・マイヤーズ(サラ・クラーク)
シーズン2 捜査協力者ケイト・ワーナー(サラ・ウィンター)
シーズン3 潜入捜査先で知り合ったクラウディア(ヴァネッサ・フェルリト)
シーズン4 国務長官の娘オードリー・レインズ(キム・レイヴァー)
シーズン5 逃亡中に知り合ったダイアン(コニー・ブリットン)とオードリー・レインズ
シーズン6 結婚前に交際していた現・弟の嫁マリリン・バウアー(レナ・ソファー)
シーズン7 FBI捜査官ルネ・ウォーカー(アニー・ワーシング)
シーズン8 〃