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オートキャンプの怪奇「ロスト・ウィークエンド」
LONG WEEKEND 評価 6
 オーストラリア製作のミステリーホラー「ロスト・ウィークエンド」を観賞。1978年の同名映画「LONG WEEKEND」のリメイク作品。オーストラリア・スリラーをオーストラリアがリメイク。主演はアメリカからジム・カヴィーゼル、そしてオーストラリア出身だけど、少しハリウッドでも活躍しているっぽいクローディア・カーヴァンという女優、この夫婦役が主人公。

 愛し合って結婚したピーター、カーラの二人、しかしどちらかの不倫が原因なのか、夫婦仲はギクシャクしてしまった。けれど夫婦生活が破滅したわけではなく、ピーターは二人の仲を取り戻そうと、友人カップルを誘って4人で穴場のビーチへ行く計画を立てる。しかし早速車中で小言を言い合う二人、しまいには海岸近くの森で迷ってしまう。しかし夜が明けるとそこは、美しいとあるビーチだった。だが待ち合わせした友人たちはいつまで経ってもやってなかった。軽い喧嘩をしながらもときに仲好くアウトドアを満喫する二人だったが、ピーターの銛が暴発したり、タカが襲ってきたり、海には得体の知れない生き物の影が現れたり、度々奇妙な現象が起こるのであった…。



 という物語。アウトドアは楽しいけど、蚊に刺されたり、ヒルに噛まれたり、現代人にとってはちょっとしたむきだしの自然だけでも、居心地悪いものになりますが、この映画はそんなキャンプ場での不快感を増幅させたような映画。直接的な恐怖を露骨に描くのではなく、心理的な恐怖で登場人物や観賞者を追い詰めるといった映画です。なかなか低予算で、淡々と見せ付けてくる映画で、好みな作品ではあるけど、スッキリしない映画でもあった。観賞の途中の段階で、最終的にはきっとスッキリさせてはくれないだろう、と感じながらも、やっぱりスッキリしないラストに、だんまりな筆者でした。

 且つ、舞台はオーストラリアですからね、日本のキャンプよりは少しばかりサバイバルです。映画のような現象が起こらずとも、海にも山にも危険な動物がいそうですよね、オーストラリアって、猛毒をもったヘビとか、サソリとか、毒グモとか、それだけで恐い。

 この映画でも敢えていろいろな動物を登場させている、ヘビも数匹、ジュゴン、カニ、アリ、ワシ、ミミズク、カンガルー、オポッサムのような小動物など、たくさん。一点気になったのが、主人公がアリを殺虫剤で殺すシーン。やっぱりハリウッド映画とは違う、これはオーストラリア映画なんだな、と感じさせる場面。ハリウッド映画は鳥に餌を上げるシーンでさえ、ニセモノの幼虫を使用するほど、映画の中では決して動物を殺さない、傷め付けない、虐待しない、というスタンスの世界なのですが、この映画では普通に動き回るアリにスプレーを引っかけていました。(良くできたニセモノだったら申し訳ない)。もう一か所、カニが車に惹かれるシーンも本物を踏んずけたように見えましたが、上手く編集された映像かも知れません。ただそんなところもオーストラリアだな、と思った場面でした。

 「LOST」に引っかけた「ロスト・ウィークエンド」という邦題、“失われた週末”に丁度いいエンディングでした。2008年映画、日本では劇場未公開です。にほんブログ村 映画ブログへ

ホラー映画リメイク今までとこれから

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| 気になる映画/雑記 | 18:20 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
男たちのオパパティカ「DEAD MAN デッドマン」
OPAPATIKA 評価 6
 観賞してから4ヵ月くらい経つような気もしますが、2007年頃のタイ映画「DEAD MAN デッドマン」を観賞致しました。原題は“オパパティカ”。遠い記憶なので、いろいろ内容を忘れていますが、“オパパティカ”とは、自ら命を絶ち、一度死んだ人間が特殊な能力を得て蘇った者、を意味する言葉だった気が致します。

 割と新しい映画で、このころ個人的にお気に入りのタイ映画で、ポスターも凝ってて、しかもキャラポスターまである、というのが、興味を持った理由でしたが、近所のレンタル屋さんでは最近はどこも置いてなく、ある日立ち寄った書店で、廉価版DVDとして500円で売られていたものを、買い求めた次第でございます。
 観る前まではなかなか、わくわくを抱かせる映画でしたが、観たあとは、別に、勝手まで、別に探してまで、観るような映画でもなかったかな、と残念に感じています。結構前の話ですが…。



 タイ映画は「チョコレート・ファイター」やら「トカゲ女」やら「ラスト・アナコンダ」やら「アート・オブ・デビル」などユニークで他国ではあまり垣間見れないファンタジックな映画が豊富で、そんなところが好きな要因でもありますが、こちらの映画は、そのゲテモノ感があるにはあるのですが、ストーリーも分かりにくくてイマイチだし、ちょっと映像がカッコいいのだけが救いだけど、あんまり取り柄がない映画に個人的に感じたんですねー。

 ストーリーはおそらく刑事、若い男があることで自らの命を絶ち、その結果ある特殊能力を得て、オパパティカの一人となる。そしてオパパティカに昔からゆかりのある組織に雇われ、方々で好き勝手をしている超人的能力を持つ4人のオパパティカを始末しろ、と命令を受け、彼は行動を開始する、といった内容だったと思います。にほんブログ村 映画ブログへ

 その他タイ映画は「マッハ!弐」「人肉ラーメン」「ボア」「GATER ゲイター」「セルラー・シンドローム」などを観賞。




| 鑑賞:ホラー系 | 23:19 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
狂気の隔離村を脱出せよ「クレイジーズ」
THE CRAZIES 評価 7
 ゾンビ映画の父ジョージ・A・ロメロ監督の1973年映画の2010年リメイク「クレイジーズ」を観賞。今作の監督は「サハラ 死の砂漠を脱出せよ」のブレック・アイズナーという人のようです。ずうっと観たくて疼疼していた作品です。

 田舎町に住む警官、医師の主人公ダットン夫妻を演じているのが「ヒットマン」のティモシー・オリファントと「サイレントヒル」などのラダ・ミッチェル。夫妻と一緒に脱出を試みる若い女が「13日の金曜日」などのダニエル・パナベイカー。3人とも好きな役者です。オリファントは「ヒットマン」のときはスキンヘッドのせいかあまり魅力は感じなかったけど、「パーフェクト・ゲッタウェイ」のときはカッコよかった。ラダ・ミッチェルは特に好きな女優。

 アイオワ州郊外の小さな町オグデンマーシュ。保安官のデヴィッドはパトロール中に野球の試合の最中、銃を持って乱入してきた男の制止を試みるがそれに応えなかった男を射殺。一方妻のジュディは勤める診療所にやってきた無気力状態の男性を診察するが原因は分からない。小さな町なので殆どの住人が顔見知りだった。しかしジュディの診察から帰った男性はその夜、妻と息子もろとも自宅を放火する事件を起こす。異変を感じるデヴィッドは住人の報告を受け町外れの川へ出向する。そこにはなんと墜落した大型飛行機があった。この飛行機の積荷にあった毒物が流れだし、水道水が汚染されたと睨んだデヴィッドは水の流れを止めようとするが、ときは遅く、さらに軍が町一帯を隔離すべく動いていた。



 という始まり。ゾンビ映画の系列ですが、この映画の場合は飛行機の墜落が原因で川が汚染されその水を飲んだ住民が凶暴化、凶器化し、ゾンビの如し他人を襲い、さらにその事実を軍が町ごと隠蔽すべく、隔離するという、凶暴人間+軍による隔離のダブルパンチな(ゾンビ)ホラー。

 通常のゾンビ映画とはまた一味違った面持ちですが、映像なども凝っていて、普段は垣間見れない、人がいなくなった町やショッピング施設などを見て楽しむ映画。水が毒に汚染され、それを知らずに飲んでしまった人々が凶暴化し、軍は一応住人全員を簡易的に検査し、感染の疑いのあるものは有無を言わさず、町においてけぼり、従わないものは容赦なく始末される。という強制的な状況がいたたまれませんが、そんな観慣れた町が目まぐるしく変わっていく様をドキドキ見守る映画です。にほんブログ村 映画ブログへ



 


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| 鑑賞:ホラー系 | 00:53 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
どちらか選べ「コロシノジカン」
CHOOSE 評価 5
 日本未公開のホラーサスペンス「コロシノジカン」を観賞。キャッチコピーは“60秒、死の選択”。アメリカでは2011年、今年公開の映画のようで、早々の日本レンタルスタートです。アメリカ公開の日本未公開レンタル作品を多く観賞していますが、2011年の未公開映画はコレがはじめて。かな。

 閑静な住宅街に住む家族のもとへ残虐な犯罪者が現る。一家の父と母をベッドにくくりつけ、娘の頭に銃を突きつけ、父か母、どちらか選べ、制限時間は60秒、選ばなければ二人とも死ぬ。目的不明の過酷な選択を強いる黒づくめの男。一夜明け、父を刑事にもつ大学生のフィオナも事件をニュースで知り、彼女のもとへ謎の男からのメッセージが届く。3年前に母を亡くしたフィオナ、母の死因は自殺だったが、今回の事件と母の死は何か関係があったのだろうか、疑念に思う彼女は父や友人の協力を得て調査を始める。



 という始まり。"CHOOSE"選ぶ、選べ、という意味の言葉がタイトルのホラーサスペンス。日本題は「コロシノジカン」。ホラー映画「クライモリ」「ワナオトコ」などを連想させるカタカナタイトルですが、ヒトは複数名殺されますが、犯人の最終的目的は“コロシ”ではありません。結果的、または目的のために“コロシ”を実行するのがこの映画の犯人です。犯人の目的はむしろ原題通り“”選択”“チョイス”にあります。

 冒頭の少女が両親のどちらかを選べと強要させられる選択も、結果的には犯人が手を下すわけではないし、その後の犯行も、ピアニストに指を切断するか、聴覚を破壊するかの選択、などといったものが少し続きます。なんとなく、デヴィッド・フィンチャーの映画「セブン」の七つの大罪の確か“傲慢”にもじられて殺されるモデルの場面を思い出します。あのモデルは己の美しい美貌に溺れて傲慢になり、犯人に目をつけられ、監禁され、挙句、顔を硫酸で醜く溶かされ、片手に電話(助けを求める)片手に薬(死を選ぶ)を持たされて、結局醜い顔を見せたくなく死を選ぶというほんのワンシーンでしたが、個人的には「セブン」のその場面が一番印象に残っています。なので、それに比べてしまうと、ちょっと残念な映画でもあります。

 「キス&キル」にも出ていたようですが主演のキャサリン・ウィニックという女優は綺麗です。犯人による犯行は劇中の刑事たち曰く完璧な犯行、完璧な犯人だ、ということらしいのですが、観ている側からすると、似たようなキラー系の映画の犯人の中ではかなり粗暴で雑な犯人にも思えてなりません。にほんブログ村 映画ブログへ

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| 鑑賞:ホラー系 | 11:33 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
繰り返される悪徳 ドイツ映画「23年の沈黙」
DAS LETZTE SCHWEIGEN 評価 7
 2010年のドイツ映画「23年の沈黙」を観賞。新しい映画ですが、日本では劇場未公開、でレンタル開始、ソフトリリース。存在を知らなかった映画ですが、レンタルショップでタイトルとパッケージを観て借りて観たくなりました。23年前に起きた少女殺人事件、そして23年後再び、同じ場所、同じ状況、で起きた殺人、これは一体何を意味しているのか?というのがテーマのサスペンス映画です。

 23年前の事件。若い男二人組がドライブの途中で偶然見つけた可愛らしい少女。彼女は麦畑で男の一人に乱暴され挙句殺されてしまう。片方の男は友人が犯した犯行を終始黙認していたにも関わらず、警察に届けず友のもとから去ってしまう。事件から23年後。犯行を行った男のもとから去った男は事件のことをなかったこととし、別の町で結婚し、子供をもうけ幸せに暮らしていた。23年前の事件で娘を失った母親は娘を忘れることができず苦しんでいた。当時の事件を未解決のまま退職を迎えた男も同様だった。そしてそれは起こる23年前の事件同様、同じ年頃の少女が、同じ場所で消息を絶ってしまう。事件をニュースで知った当時の事件のことをすべて知るあの犯人のもとから去った男は愕然とする…。



 という始まり。いかにもヨーロッパらしい、殺風とした、淡々と事件を物語る、大人しいが、少し狂気めいた静かなサスペンスでした。緊迫感があります。ヨーロッパの田舎の美しい風景、ときたま真上など視覚的に凝ったアングル、ドイツのベテラン俳優たちのほのぼの、または鬼気としたリアルな演技などが印象的です。

 濃い映画ではあるけど、ハリウッド系のエンターテイメント性、観客を驚かす展開、想像を裏切るストーリーというものはないので、もうちょっとアートなサスペンスを観る側も淡々と、という感じです。映画では直接的に説明はなかったけど、この映画の中の事件の犯人は、ある一つの感情、目的で、事件を犯しています。それは筆者も捉えることができました。ただ、23年前に犯行を行った二人の男は23年後も同じ役者が演じているので、大学生という設定である23年前のシーンはかなり更けた大学生だな、という感じです。にほんブログ村 映画ブログへ

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| 鑑賞:劇場未公開映画 | 03:02 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ノルウェイの妖精映画「レジェンド・オブ・シルバー 借りぐらしの妖精
Julenatt i Blåfjell/MAGIC SILVER 評価 6
 ノルウェーファンタジー映画「レジェンド・オブ・シルバー 借りぐらしの妖精」を観賞。ホラー映画も好きですが、この手の映画もどこか惹かれます。しかも北欧もの。2009年の北欧キッズファンタジーが日本でレンタルできるとなれば、興味津津です。

 「借りぐらしのアリエッティ」と原作者(イギリスの作家・メアリー・ノートン)が一緒だと勝手に思い込んでおりましたが、そうではないようですね。借りぐらしをする妖精の逸話はヨーロッパでは有名でお馴染みなストーリーかも知れません。

 世界が闇に覆われていた遥か昔。雪の積もる山の頂上のほこらに住む“青の妖精”は古より伝わる“銀の砂(マジック・シルバー)”が溜まる井戸に偶然ブルーベリーを落としてしまう。すると雲に包まれていた空が晴れ渡り、世界に光が誕生した。以来、青の妖精は下界の住人たちのため、日夜ブルーベリーを銀に混ぜ、夜と昼を創造し続けた。ときは経ち、現在の青の王の娘は勇気がなく、青の妖精が一日に少しだけ外界に出られる一瞬も外には出なかった。岩の裂け目が閉まる時間までに戻らなかった妖精は消されてしまうからだ。人間に見つかっても消されてしまう妖精。しかし彼女は勇気を奮い起し父の病を治すため、外界に出てある人間のものを拝借してしまう…。



 という始まり。青の妖精の女の子(王の娘、一応プリンセス)と外界で出会う赤の妖精の男の子、この二人が可愛くて、最近はホラー漬けの筆者はだいぶ癒されました。

 物語はピュア率が高く、青の妖精が昼を作り続けてきたというファンタジックな歴史があり、少女が外界で人間の家からあるものを拝借したことで、トラブル勃発。これを解決するために頑張るというシンプルな、とってもキッズ向けな映画ですが、ノルウェーのファンタジー映画を観てみる、観れる、というのがちょっとした優越感。CGも要所要所で活用し、衣装も画像のような感じなので、目に楽しいです。主演の子役は癒されたけど、ノルウェーのベテラン俳優にも目がいきます。

 勝手な筆者の思いこみだったんですが、非常に観始めて残念に思ったのは、妖精のサイズ。妖精という元来のイメージだと人間よりそれは小さきもの、というイメージだったのですが、この映画の場合。役者そのままの大きさ、つまり人間と同じ大きさなのです。特に特殊メイクに頼っている訳でもないので、妖精の証は派手な衣装だけ。妖精にしてはデカい。コレが一番残念です。小さかったら個人評価7点なんだけどな。にほんブログ村 映画ブログへ


 
レジェンド・オブ・シルバー 借りぐらしの妖精 トレーラー

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| 鑑賞:劇場未公開映画 | 23:50 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
ヒトはヴァンパイアによって捕獲管理される「デイブレイカー」
DAYBREAKERS 評価 6
 レンタル開始されたSFヴァンパイア・サスペンス・アクション「デイブレイカー」を観賞。コレも観たかった作品。まあ観たかったから観てるわけですが…。この作品は「アンデッド」という作品で注目を集めたオーストラリアの兄弟監督・スピエリッグ兄弟というブラザーがハリウッドに招かれ作られた映画のようですね。

 2019年の未知のウィルスの蔓延により人口のほぼ大半がヴァンパイアと化した未来世界。文明は崩壊するやに思えたが世界各地でヴァンパイア化した人々は社会全体をヴァンパイア対応のものに変え、新たな文化が築かれていた。ヒトは血液供給源として捕獲管理されているが、その数は日々現象していく。世界を牛耳る巨大製薬会社に勤めるヴァンパイアのエドワードは代用血液の研究を任されていたが、完成にはほど遠い。ある夜ヴァンパイアから逃げている途中の人間と遭遇。咄嗟の判断で人間たちを助けたエドワードは、人間のレジスタンスのリーダーと接触をとる…。



 ↑冒頭の象徴的なシーン。アメリカにはもともとあらゆる人種の人間が暮らしていますが、ヴァンパイアだから勿論、地下鉄が重要な移動手段でもありますが、そんな駅のホームの場面。人間の血を欲しているかのようなアンクルサム的広告の前で電車を待つ男女。あえて白人、黒人、アジア人を登場させて、人類のヴァンパイア化が大規模で、日常的なものになっていることを示しています。

 すでに世界の人々はヴァンパイアになっていて、ヴァンパイアたちが主導権を握り、独自に生活スタイルを形作っているという発想が面白いですね。

 イーサン・ホーク演じる主人公はヴァンパイアの中でも、もともと自分たちも人間だったのに、いまや人間を単なる食糧、家畜のように扱うのはいかがなものかと、人間擁護派も少数いるようだけど、基本的劇中のヴァンパイアは人間は血を生む家畜でしかないと、考えている。しかし問題が重なり血液の供給が追い付かなくなり、血の渇きを癒せなくなったものは、羽が生えた原始的な凶暴なヴァンパイアになってしまいます。そんなヴァンパイア的、SF的物語。

 発想もおもしろいし、映像もインパクトがある、目を見張るようなユニークな演出もあるけど、個人的には物語部分はギクシャクしてテンポの悪い感じも受けましたが、ユニークな映画です。共演はウィレム・デフォー、「ジュラシック・パーク」のサム・ニールなど。にほんブログ村 映画ブログへ

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| 鑑賞:ホラー系 | 23:19 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
猿の惑星:創世記(ジェネシス) トレーラー&ティーザーポスター
 「猿の惑星」シリーズの最新作が製作されるというのはご多聞に漏れず、という感じですが、最新作「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」のティーザーポスターや、第一弾トレーラーなんぞが、少し前から公開されているので、貼り付けます。

 原題は「RISE OF THE PLANET OF THE APES」シリーズの第一章を物語る場合、アメリカ映画はよく"RISE"の単語を使いますね。アメリカ公開は8月、日本公開は10月。日本版のチラシができあがるのが楽しみです。

 主演はジェームズ・フランコ、ヒロインは「スラムドッグ$ミリオネア」のフリーダ・ピント。

 個人的にはそこまで評判の良くない、ティム・バートン版の「PLANET OF THE APES 猿の惑星」はなかなか好きな映画ですが、今作は最新作にして、改めて物語の発端、前日譚を描いているようですね。予告編を見ると一目瞭然、なるほど、な感じ、確かに今まで描かれてなかったし、どうして人類が猿に主導権をとって変わられてしまったのか、気になるところ、この映画の結末はまた、観てみないと分からないのかも知れませんが。

 
 ↑物語の前半の流れがよく分かるトレーラー第一弾

 猿の惑星が築かれるのか、それは未然に防がれるのか、とにかく猿の惑星事件が起こる発端となる実験台の一匹のチンパンジーが予告には登場。最先端科学で遺伝子か、知能か、なんだか、賢くされている一匹のチンパンジー、この一匹の誕生で、世界が猿に支配されようとする一場面がトレーラー中で紹介されていますね。

 気になるのが、最先端の技術、施設で、最先端の実験を行っている場所、危険で、重要なチンパンジーがいとも簡単に檻から脱走していますが、予告編を観る限りだと、セキュリティが弱そうです。まあそれは映画を観てみれば、詳しく分かるでしょう。とりあえず楽しみです。


1968 猿の惑星
1970 続・猿の惑星
1971 新・猿の惑星
1972 猿の惑星・征服
1973 最後の猿の惑星
1974 猿の惑星(ドラマシリーズ)
2001 PLANET OF THE APES 猿の惑星
2011 猿の惑星:創世記(ジェネシス)
 
 
| 気になる映画/雑記 | 03:47 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
陰鬱掲示板ホラー「Chatroom/チャットルーム」
CHATROOM 評価 7
 日本から中田秀夫監督を招いて撮影されたイギリスホラー「チャットルーム」を観賞。中田秀夫監督のchatroomなるホラー映画が作られる観てみたいなーと思っていたら日本でも2010年に公開されていたんですね。

 最近レンタル開始となり知りました。主演は「キック・アス」のアーロン・ジョンソン。ヒロインの美形の女の子エヴァはどこかで観たことのある顔だな、と思って観賞しておりましたが、同じくイギリスホラーの「28週後...」でメインを演じているイモージェン・プーツという女優でした。「28週後...」のときも美形でちょっと気になっていましたが、ハリウッド映画にはあまり出演がなく、専らイギリス映画に出ているようですね、「センチュリオン」にも出演していたようです。アーロン・ジョンソンは「キック・アス」の冴えない青年のイメージとは打って変わって、この作品では美形で、ちょっと邪悪な男を演じています。



 過去に家庭内で問題を起こしカウンセリングなども受けていた青年ウィリアム。コンピューターに関して知識は豊富で、ハッキングなどもこなす。彼はチャットルームサイトで、話題は未定だが自分の部屋を開設する。そこへ偶然ひょっこりやってきた4人の男女、ジム、エヴァ、モー、エミリー。嫌いな人は誰?あなたの抱えている問題は?見ず知らずの若者たちはとりとめもないが少し陰湿な会話でかりそめだが打ち解けていく。現実世界では誰もが些細な現代の若者らしい悩みを持ち、明るい実生活を送っている者はいない、ときたまウィリアムの部屋に来ては愚痴などを話す彼らだったが、次第に亀裂が生まれる。

 という物語。今やあたり前になったネット世界の物語をジャパニーズホラーを何本も監督してきた中田秀夫監督が陰鬱に描写します。そしてウィリアムが立ち上げたチャットルームやそのほかのチャットルーム、インターネット世界で会話をするシーンをコンピューター画面ではなく、あたかもその場でみなが会話をしているような、本物の部屋のセットで撮影し、映像を盛り上げています。

 チャットルーム内のセットはチャット部屋の内容に合わせ、個性豊かに変化し、部屋では動画を流すことも。巨大ホテルのようなそれぞれの部屋をつなぐ廊下のセットもなかなか凝っています。そこにはウィリアムたち5人意外にも沢山のネットの住人が存在している、という演出もあります。

 評価はあまり高くない映画なのでしょうか、個人的にもこの陰鬱さは、なかなか誰かにおすすめする、というような映画ではなかったけど、個人的にはちょっと高めの7点。風邪気味での観賞だったからか、自分も映画の登場人物どうよう、心が病んでいるのか、自分の中の陰鬱な感情が増幅するような陰鬱さを持った映画でした。

 中田秀夫監督による海外ホラーですが、アメリカンホラーによくあるような、呪いなどの原因で次々に若者たちが無残な死を遂げる、という映画ではありません。にほんブログ村 映画ブログへ

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| 鑑賞:ホラー系 | 02:17 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
ハリウッドに最も近い監督「十三人の刺客」
13 ASSASSINS 評価 8
 ハリウッドの最も近い日本の映画監督・三池崇史監督による1963年の時代劇映画のリメイク「十三人の刺客」を観賞。劇場公開時に観たかった映画ですが、結局映画館では観れませんでした。

 江戸時代末期・徳川家慶の弟で明石藩主である松平斉韶(なりつぐ)は気にくわぬ者は始末し、とある村の民を皆殺しにしたり、位の低い身分の女を襲っては飽きたら殺すなどその暴君ぶりは目に余っていた。この事態に幕府存亡の危機を感じた老中・土井利位は御目付役の島田新左衛門に斉韶暗殺の密命を下す。命を受けた新左衛門はこれを許しがたく思い、甥の新六郎とその他、腕に覚えのある同士たちを集め入念に暗殺計画を企てる。一方松平斉韶の腹心・鬼頭半兵衛はこの隠密計画を察知し、殿を命を守るべく対抗措置をとっていく…。



 という始まり。十三人の刺客たちが豪華というか、個性豊かですね。刺客の主な面々は時代劇にはあまり出演していない俳優も多いので、それも新鮮。なので逆に松方弘樹の殺陣がこなれててまさにベテランの風格。稲垣吾郎が演じた暴君なりつぐも適役。忠臣蔵のようなリベンジムービーなので、復讐仇はとことん憎いほど、ラストのラストで達成感が生まれますね。実際この映画では悪い奴は暴君なりつぐだけなので、なりつぐに仕えている家臣や兵にとっては、この戦は不毛だなと観ていて感じました。しかし当時では殿様の命は絶対だと思いますし、家臣も自分たちが正しいのだ、と思っていたのでしょうかね〜。

 三池監督の映画は最近の日本映画の中では最もハリウッドに近いのでは、と思える、迫力、お金の掛け方、物語の展開が、この映画で垣間見れます。映画の見せ場、クライマックスの決闘のシーンでは宿場まるまるをセットで作り上げてますね。クライマックスの決闘はもう見せ場中の見せ場、20分以上かと思えるくらい長い時間を割いて決闘を見せていますが、最初はかなり興奮、時間が掛るにつれてかなり血みどろの戦いになっていくので、少しだけ、我にかえりました。

 復讐をテーマに、なりつぐや時代の掟により、不遇の運命を背負った者たちの憐れ、など感情的なシーンもありますが、やっぱりエンターテイメント時代活劇という面持ちのほうが大きいでしょうか。コミカルな要素も一部あり、とくに宿場の長を演じた岸部一徳さんのやりとりなど笑える部分もあり、やっぱりエンターテイメントです。

 今作同様1962年の時代映画「切腹」をリメイクした市川海老蔵主演の「一命」も早く観てみたいですね。実写劇場版「忍たま乱太郎」も観たい。にほんブログ村 映画ブログへ





フランス、イタリア、アメリカ、各国版のポスター

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| 鑑賞:日本映画 | 23:57 | comments(1) | trackbacks(1) | pookmark |
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