LIAR GAME: REBORN 評価 6
只今劇場で若者やドラマファンの動員でなかなかのヒットを飛ばしている東宝作品「ライアーゲーム -再生(リボーン)-」を鑑賞致しました。自分では絶対劇場鑑賞でチョイスしない作品です。友達に誘われて鑑賞してみました。
ファイナル・ステージから2年。ライアーゲームの主催者事務局は前回優勝者・秋山深一への復讐のため再び彼をゲームへ参加させる。参加者は総勢20名。今回のゲームはイス取りゲーム。勝者には総額20億円。
個人的には夜遅めに放送されていたドラマを一話の半分くらい、劇場で配布していた無料お試しコミックを読んだくらいが「ライアーゲーム」との関わり、今回劇場版第二作品目でどっぷり丸々初鑑賞でしたが、結論的に目からウロコな部分はあった。なぜ人気があるかが分ったし、どんなところが魅力なのかも分った。観る直前は、誘ってくれたし、友人の観たいものを観て、こんな映画を映画館で観ることもないから、まいっか、でも全然観たくないし、他の映画がいいな〜、というノリでしたが、観て後悔するということは予想に反してなかったですね。新発見でした。
ただ洋画が好きで洋画を見慣れている筆者からすれば、惜しい、もっと上手にやれば、もっと上手くお金を掛ければ、もっと良くなりそうだし、テレビドラマの延長のような安っぽい映像、一部の脇役の安っぽい演技、キャラクター過剰の雑な設定、一見無意味っぽいシーン、あくまでシリーズを観ている人向けのいきなりの本題スタートなど残念に思うところは腐るほどありましたね。
一番残念なのは上手に表現すればこの作品だけ観ても一つの映画として完成してて、外国の人が日本の新作映画だということでいきなり観てもOKな単体映画にも観せることができるのにそれをしていない点。
役者は主演の二人、松田翔太と多部未華子の二人は良かった。脇役やゲストでは船越英一郎のキャラがよかったかも。江角マキコ、芦田愛菜のキャラは主に別撮りで、おまけ的演出で、キャスティングは嬉しいけど観方によっては余計かも。※個人的な観方です。
しかしなんと言ってもイス取りゲームだけで二時間持っているのが何よりスゴイ。飽きることはなかった。
amazon LIAR GAME -再生- オリジナルサウンドトラック