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亡き前妻の余韻「レベッカ」
REBECCA 評価 8
 映画『レベッカ』(1940)鑑賞。言わずと知れたヒッチコック作品。大富豪と結婚した若い女、今は亡き前妻レベッカの言い知れぬ影が彼女を苦しめる。美男美女の夫婦、豪奢な屋敷、敵意剥き出しのメイド、明かされる真相。これが1940年の映画なんて。ダンヴァース夫人、マンダレー@otomura2

 親のいないマリアンはヴァン・ホッパー夫人の付き人としてモンテカルロのホテルへやってきていた。そこで出会ったイギリスの大金持ちマキシムに恋をしたマリアンはマキシムに気に入られプロポーズを受ける。マキシムの前妻は1年前のヨットの事故で亡くなっていたのだ。噂では前妻レベッカは絶世の美女だったという。身分の低いマリアンと名家の跡取りマキシムは彼の実家の屋敷マンダレーで夫婦生活を始める。しかしマキシムは妻に関わる話題には口を閉ざし、メイドからもよそよそしい扱いを受ける。



 という始まり。タイトルが良い。最近、旧作映画を立て続けに観てますが、ただ適当に漁っている訳ではなく、アメリカまたはイギリス映画で、スターが出てて、名作、傑作だと言われていて、サスペンス絡み、そして何よりタイトルが気に入った作品だけに限って鑑賞しています。タイトルはやっぱり重要ですよ。内容がおもしろくてもタイトルとかポスター、パッケージに興味が持てなかったらまず手にも取りませんからね。ちなみに最近鑑賞した「幌馬車」、「ガス燈」などは完全にタイトルで選んでいます。

 旧作の傑作ばかり観ていると新作への興味が薄れてくるからある意味危険です。観終わったあとの満足感があります。

 しかしアルフレッド・ヒッチコックの映画「レベッカ」は数年前からずっと観たかった作品。ヒッチコック、アメリカ渡米第一弾作品ということでやっと鑑賞しました。
 


 上のポスターの絵はなんかちょっとだけ違う気もしますが、劇中名前の出ない玉の輿の主人公のマリアンを演じるジョーン・フォンテイン、名家の御曹司マキシムを演じるローレンス・オリヴィエ、この二人がまず美男美女でお似合いですね。昔の映画は最近観た「ガス燈」、「情婦」もそうだけどサスペンスな映画だけど恋愛の場面はとってもロマンチックに描かれてますよね。

 この二人の次に強烈なインパクトを残すキャラが大邸宅マンダレーで働くメイドの長ダンヴァース夫人。この人の不気味な存在感、不気味な表情、これがレベッカを語る上で欠かせない要素ですね。

 映画には回想シーンも何も一切登場しない前妻レベッカ、誰もが讃える美貌の持ち主、しかし登場しない、死んでしまった人間の余韻と影響だけが主人公にまとわりつく恐怖の演出、素晴らしいです。にほんブログ村 映画ブログへ

amaazon レベッカ [DVD] FRT-001
| 鑑賞:アカデミー・ドラマ系 | 21:21 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ミステリ映画の最高傑作「情婦」
WITNESS FOR THE PROSECUTION 評価 10
  映画『情婦』(1957)鑑賞。すこぶる面白い。アガサ・クリスティ原作ビリー・ワイルダー監督。殺人容疑をかけられた男の弁護。アガサ作品だけあり物語の最後には素晴らしいデザートが用意されている。容疑者の妻マレーネ・ディートリッヒの美しさ。ただ邦題は小説の「検察側の証人」のほうがしっくりくる傑作。@otomura2

 金持ちの未亡人の婦人が何者かに殺された。容疑者とされたのは殺害の当日、直前まで婦人宅にいたという元軍人の職のない男。男は婦人が殺されたと思われる時刻には帰宅しており妻もそれを証明できると言う。しかし手には刃物でできた傷があり妻以外の目撃証言もなく限りなく不利だった。そこで男の弁護を任されたのが老齢で病気持ち、しかし凄腕の法廷弁護士。裁判では男に不利な証言をする者ばかり、しかし聡明で鋭い男の弁護士は男を助けるため知恵を絞る。しかし法廷二日目。証言台に登場したのは男のアリバイを証言していた男の妻だった。そして妻は証言台で男にとって信じられない証言をする…。



 これは観ていない人にはかなり楽しみをそぐことになるので、これ以上のあらすじなどは到底言えない。アガサ・クリスティ様様。そして監督ビリー・ワイルダーの巧みなシーンの見せ方。弁護士役チャールズ・ロートン、容疑者役・タイロン・パワー、そのドイツ人妻マレーネ・ディートリッヒの存在、演技、どれをとっても良い。殺人事件の裁判だけれど、いかにもドロドロとはしてなく、コミカルな演出が丁度良く挿入されていて、小気味よく。おもしろい映画という言葉がぴったし。この当時はそこまでピチピチに若くはないとは思うけどマレーネ・ディートリッヒはスタイ良く美しく、顔の造形も単にハリウッド系の美人というか、ドイツ人ですが、キリっとしてて個性的で良いですね。



 映画の末には、この映画を観ていない人のためにも結末は他言しないでくださいのテロップがあり、昔からこのテロップはあるんだね、と感動。

 まくしたてられる検察側、弁護側のやり取り、有能な弁護士、証言で次第に明らかになる謎。そしてデザート。ミステリー映画の傑作ですね。にほんブログ村 映画ブログへ

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| 鑑賞:アカデミー・ドラマ系 | 20:44 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
三船敏郎が男前すぎる「羅生門」
RASHOMON 評価 10
 映画『羅生門』(1950)鑑賞。黒澤明監督の映画で一番観たかった作品だけど今回が初。これで黒澤映画は5本目。三船敏郎のスターオーラが尋常じゃない。こんなカッコいい男を観たことがない。京マチ子も良い!演出が良いのか!?この時代でこんなに無駄なくスタイリッシュな映像。狂鬼の沙汰よ。@otomura2

 大雨。くたびれた羅生門の楼の下で男と坊主が途方に暮れていた。雨宿りの男がどうしたと尋ねると途方に暮れていた男が語り始めた。山中で男の死体を発見した。賊はすぐに検非違使に捕えられたがなぜ男を殺したかという賊の証言と、殺された男のそばにいた妻の証言とがまったく違っていた。そこで今度は霊媒師を呼び死んだ男の口から事件の真相を語らせたが、これも二人の証言とは異なっていた。検非違使の吟味をすべて見ていた死体を発見した男はこんなに恐ろしいことはないと途方に暮れる…。

 という物語。芥川龍之介の小説「藪の中」を黒澤明が映画化。映画題である「羅生門」についても少しだけ触れられる。64年にはアメリカでリメイクされ「暴行」という作品になっている。「羅生門」はヴェネチア国際映画祭グランプリを受賞している。



 人が一人殺され、第三者のいない中、当人たちの証言が手掛かりの中、その当人三人の意見がまったく違う。このミステリーをそれぞれの言い分を回想シーンで三度再演される。真実はどうだったのか…。しかし作品的には、真実がどうだったかというのはさほど重要ではない、当事者三名のプライド、嘘、欲、恥、複雑な人間模様がゆえ、食い違う真実、人間の心の醜さ、美しさを描いた作品。

 そして映像、山中を駆け回る三船敏郎演じる多襄丸、その滑走シーン、この当時で!リアルなまでのチャンバラシーン。現代時代劇とはまったく違う。今テレビで見るようなチャンバラは美しい殺陣がはめられ、きっちり鮮やかに見せているが、この映画はまったく違う。美しくなんかない。これが命のやりとり、人が醜さなどを気にせず真剣になる、我を捨てて死にもの狂いに動く、これが良かった。



 そして最後になりましたが一番良かったのは俳優の演技ですね。三船敏郎と京マチ子、この二人の演技が最高。近年の日本の映画や、ドラマでこんなに情熱的で鬼気迫る、白熱した演技を観ることはなかなかない。

 やっぱりなんと言っても三船敏郎、めちゃくちゃカッコよかった。大袈裟だけど、今まで観た映像作品で日本海外含め、一番カッコいいと思った俳優かも知れない。「七人の侍」以外、三船敏郎の作品は観てませんが、羅生門は若くて、かといって渋くて、ハンサムで、だけど山賊だから野蛮で下劣で、豪快で、あの笑い声、映画の中でなんどもある三船敏郎の豪快の笑い、びっくりしました。よく三船敏郎は本物のスターだ、という意見を聞きますが、本物のスターって、三船敏郎のことを言うんですね。たまげました。多襄丸が三船敏郎じゃなかったら、多少映画の評価も違ってきたと思います。にほんブログ村 映画ブログへ

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| 鑑賞:アカデミー・ドラマ系 | 20:43 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
精神的虐待GASLIGHTING「ガス燈」
GASLIGHT 評価 9
 映画『ガス燈』(1944)鑑賞。なんと言ってもこのタイトルが良いじゃないですか。アカデミー作品賞ノミ&女優賞イングリッド・バーグマン受賞。妻を精神的に追い詰め屋敷から出さない夫。バーグマンの喜怒哀楽に満ちた演技、完成度の高いシナリオ、超若いアンジェラ・ランズベリーも観れて大満足。@otomura2

 ロンドン・ソーントン街で育ったポーラ。育ての親でもある美しい名歌手の叔母が何者かに殺害され、悲しみを抱いたままポーラはイタリアで歌を学ぶ。新天地で出会った男性グレゴリーに恋をし、悲しみを忘れるポーラ。二人は結婚し、ロンドンで暮らしたいというグレゴリーの夢を叶えるため、空き家となっていた叔母の屋敷のあるソーントン街へ舞い戻ってくる。忌まわしい記憶が蘇る屋敷。暮らし初めて暫くすると、物忘れが多くなったと夫に指摘される。それは次第にエスカレートし、ポーラは自分はおかしくなってしまったのかと夫の指示で自宅へ籠るようになる…。



 という始まり。夫からの贈り物を無くしてしまったり、知らぬ間に家具を移動させていたり、自分では正常のつもりだが、夫やメイドからはポーラの奇行を指摘され、徐々に精神を病んでいく女性の姿をイングリッド・バーグマンが好演。そして美しい。ネタバレにはならないと思いますが、ポーラは本当に心の病なのか、それとも夫グレゴリーが妻に異常があるように仕向けているのか中盤はこの駆け引き。シャルル・ボワイエ演じる夫がいかにも怪しく、妻ポーラを精神的に追い詰める演技、演出がじわじわときます。

 またタイトルの「ガス燈」というのが時代感もあり、シンプルで良い感じのタイトルです。原題もGaslightとそのまま。この時代は外の街灯も、部屋の中の灯りもガス燈を多用していたんですね。この電気にはない、ガスの微妙な排出量による、ユラメキが作品の不気味さをさらに引き立てていますね。この映画から精神的虐待を意味するGaslightingという言葉ができたそうです。



 それと「ナイル殺人事件」や「クリスタル殺人事件」で老婦人役のアンジェラ・ランズベリーがメイドの役で登場しますが、数十年若い姿を観れて感激です。役柄も良い味出してて良かったです。おばさんになったイングリッド・バーグマンは「オリエント急行殺人事件」で観れました。にほんブログ村 映画ブログへ

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| 鑑賞:アカデミー・ドラマ系 | 13:23 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
怪獣版ジュラシック・パーク?「怪獣総進撃」
DESTROY ALL MONSTERS 評価 6
 映画『怪獣総進撃』(1968)鑑賞。ゴジラ第9作目。小笠原諸島の怪獣ランドに集められたゴジラ、ラドン、キングギドラなど複数の怪獣が異星人に操られ世界の都市で大暴れ。日本特撮の真髄を堪能。青少年向けだし宇宙服など時代を感じる衣装だけど、今観ても戦闘機など芸の細かい作りには驚きも。@otomura2

 小笠原諸島の一角に建設された怪獣ランド。そこには過去に地球を脅かしたたくさんの怪獣が集められ管理されていた。しかしそれらの怪獣を利用し地球征服を目論むキラアク星人たちは怪獣ランドの施設を乗っ取り、怪獣たちを遠隔操作で世界中に解き放ってしまう。方々で暴れ狂う怪獣たち。日本のチームは最新鋭のロケット、ムーンライトSY-3号のクルーたちを月にあるとされるキラアク星人たちの本拠地へ行かせ基地壊滅を命じる…。

 という物語。怪獣総出演。ゴジラを筆頭に、キングギドラ、モスラ(幼体)、アンギラス、ミニラ、マンダ、ゴロサウルス、ラドンなどがメインで登場し、他にバラン、バラゴン、クモンガが少しだけ登場。



 上の画像はセットや怪獣は劇中のものですが、写真は紹介宣伝用のものだと思います。ここまでワンカットでオール怪獣が集結している場面はありません。ただ、こちらと似た感じで、クライマックスはたくさんの怪獣のバトルが繰り広げられます。個人的に一番好きな怪獣はキングギドラです。

 当時の怪獣ブームが少し冷めてきた頃の作品という説明文を観ました。それでこんなに盛りだくさんになってしまったかはわかりませんが、怪獣が暴れるという演出シーンのほかに、メインのロケット、ムーンライトSY-3号というのを登場させ、その乗組員が地球を救うために奮闘するというスポコン的な演出も組み込まれていますね。個人的にはせっかく総進撃なので、もっともっと怪獣を観てみたかったという気分ですが、しかしこれだけ総登場すれば満足か。

 破壊される街並みや戦車、戦闘機、ロケットなどもちろん、特撮模型だなとわかるものですが、場面によっては本物かしらと、思うくらいリアルな特撮映像も観れました。ヒロイン役の小林夕岐子さんという人が綺麗でした。にほんブログ村 映画ブログへ

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アメリカ版ポスター

| 鑑賞:日本映画 | 13:23 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
具現化ヒーロー「ラ・ワン」
RA ONE 評価 6
 映画『ラ・ワン』鑑賞。シャー・ルク・カーン主演のSFインド映画。先発の『ロボット』を少し意識しているようだけど、こちらのほうが好き。映像はハリウッド並み、ダンスシーンも良かった、けど大きなダンスは2つだけだったので少し物足りない。ダンスを楽しむなら『DON』がオススメ。@otomura2

 イギリスのゲーム会社バロンはコンピューターの中のデーターを具現化する技術を開発。一方同社の社員シュカルは冴えない不運な男であったが最強の悪役“ラ・ワン”が登場するゲームを企画し評価を得る。完成したゲームを息子プラティクにやらせるがゲームの得意なプラティクはラ・ワンを撃破。しかしコンピューターの中のラ・ワンは復讐に燃え、意思を持ち具現化する力を手に入れ現実世界に現れ、プラティクを抹殺すべく襲いくる。息子を守るため父シュカルはラ・ワンに立ち向かうが惨敗…そんなとき正義のヒーローGワンもラ・ワンを追って現実世界へやってくる…。



 という物語。製作会社が一緒なのか分からないけど「ロボット」のラジニカーントも「ロボット」と同じチッティというロボ役で少しだけ登場。メインのキャストではアカシという日本人キャラも登場。「ロボット」のときもライバル企業の社長が日本人役っぽかったし、ロボット=日本、ゲーム=日本という感覚が今でもインドではあるのでしょうか。

 ちょっとシンプルな物語で子供向けな気もするけど、CGをふんだんに使ったなかなかの迫力映像満載。シャー・ルク・カーンのキレのあるダンスも堪能。しかしダンスシーンは少しすくなめなのでちょっと残念。



 一昔前日本で流行ったラジニカーントの「ムトゥ!踊るマハラジャ」筆者も当時これをレンタルで観まして、綺麗に揃った集団のインド映画のダンスシーンに圧巻されましたが、いかんせん上映時間がながく、そのときはそこまでインド映画にハマることはなかったのだけれど、ここ数年ではかなりインド映画が好きになりました。やっぱりなんと言ってもキレのある華やかなダンスシーンが見どころですね。きっかけは2006年の「ドン -過去を消された男-」この作品でのシャー・ルク・カーンに心奪われ、そのあと観たシャー・ルク・カーン主演映画「たとえ明日が来なくても」これにも心奪われ、なのでインド映画と言ったらシャー・ルク・カーン作品がおススメです。にほんブログ村 映画ブログへ

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| 鑑賞:エンタメ系 | 00:28 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
かっこいいおじさん「アジョシ」
 아저씨/THE MAN FROM NOWHERE 評価 7
  映画『アジョシ』鑑賞。評判通り私的にも欠点を感じなかった映画。ただストーリーは王道というか練りに練った懲りに懲ったという感じではない。あのウォンビンが冷酷な殺し屋に!というのが韓国では見所なのか、ただ完全なる悪じゃないのはお約束。@otomura2

 ボロアパートの一室で質屋を営む独り者のテシク。隣の部屋の少女ソミだけはそんなテシクをアジョシ(おじさん)と慕い何かと質屋に入り浸っていた。しかしクラブでダンサーとして働くソミの母親は組織の麻薬を盗んだことで母子は組織に誘拐されてしまう。組織はソミの母親が預けたカバンをテシクの質屋に押し入り奪おうとするがテシクは驚異的な身のこなしで反撃。テシクはソミを助け出すため組織の手掛かりを集め始めるが罠にかかり警察に捕まってしまう…。そしてテシクの過去が明らかになる…。



 という始まり。悪人は情け容赦なく殺すがウォンビン自体は悪人という設定ではないんですね。悪人でもギャップがあってよかったかも知れないけど。しかしあのウォンビンが銃やナイフで人を惨殺していくのは、ここまでの感じは今までなかったのではないでしょうか。良く分かりませんが。とにかくウォンビンはカッコいい。前作「母の証明」とはまったく違ったキャラクターですね。

 映像も韓国ならでは、専売特許とまではいかないけど、韓国映画にときおりみられる、いや良く見られる。ボロ臭い家や、街並み、小道具などが映像的に美しいですね。カメラワークも、おおおっとちょっと驚くところもありました。

 闇社会を描いた映画そして他人同士のアジョシと少女の絆を描いた映画ですが、そこまで真新しい雰囲気はありませんが、丁寧な映像描写のアクション映画だと思います。にほんブログ村 映画ブログへ

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| 鑑賞:エンタメ系 | 00:27 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
内輪揉め「デンジャラス・ラン」
SAFE HOUSE 評価 6
 映画『デンジャラス・ラン』鑑賞。原題はSafe House とあえて逆な邦題。デンゼル・ワシントンの存在感はさることながら、しかし個人的にはおもしろく感じなかった。これが狙いかも知れないが、あえておもしろくならない方向へ進んでいる気がする。最後もダラダラしている。@otomura2

 南アフリカにあるCIAの極秘施設“セーフハウス(隠れ家)”。CIAの新米職員のマットはそこの施設を管理するという退屈な仕事を日々行っている。そこに厳重に護送されてきたのは元CIAの凶悪犯トビン・フロスト。フロストを尋問中、極秘のはずの施設に武装集団が突入してくる。狙われているのはフロスト。施設は壊滅状態。極限状態の中、フロストに説得され、マットはフロストとともに施設を脱出する…。

 という始まり。去年末頃DVDで鑑賞。デンゼル・ワシントンは存在感ありますね。でも全体的にあまり魅力的なキャラクターではなかったけど、もう一人の主演、いや助演なのか、ライアン・レイノルズ。脇にはヴェラ・ファーミガ、サム・シェパードなど。



 元CIAの凶悪犯フロストが命を狙われ極秘情報をひっさげCIA本部的なところへ出頭。しかし上官命令で南アフリカへ飛ばされる。そして一部のCIA職員しかしらない極秘のセーフハウスへ武装集団がやってきて、フロストの命を狙う、フロスト逃げる。と来ると、今から思えば、結末というか、首謀者ははっきり言って明白ですね。

 デンゼル・ワシントンが凶悪犯役であるということと南アフリカが舞台ということ以外は特に目新しさは感じなかった映画です。ちょっと眠いときに観たというのもありますが。眠気を吹き飛ばすパワーはこの映画にはなかった。にほんブログ村 映画ブログへ

amazon デンジャラス・ラン Blu-ray & DVD (デジタルコピー付)
| 鑑賞:エンタメ系 | 00:27 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ロンドン郊外殺人事件「クリスタル殺人事件」
THE MIRROR CRACK'D 評価 6
 映画『クリスタル殺人事件』(1980)鑑賞。ミス・マープルの名推理。ナイルで容疑者の一人を演じたA・ランズベリーがミス・マープル役。今作は少し安楽椅子探偵型。大女優役のエリザベス・テイラーがちょっといただけない。邦題もあまり良くない。でも話はおもしろいし犯人も分かった。@otomura2

 往年の大女優マリーナ・グレッグの女優復帰の映画撮影がロンドン郊外の町で始まった。町はマリーナの歓迎パーティーを開き盛大に賑わう。屋敷の中ではマリーナの大ファンであるという女性がマリーナに握手を求めやってきた。シャンパンを受け取るマリーナと女性、たくさんの人がいる中、女性は突然苦しみだし息を引き取ってしまう。検死の結果彼女の死因は病ではなく毒殺だった。なぜ女性は死ななければならなかったのか、会場にはマリーナの夫であり映画プロデューサーの夫、マリーナのライバル女優とその映画監督の夫、マリーナの秘書らがいた。


このヘアメイクはないと思うのですが…。

 アガサ・クリスティの小説の映画化ですが、こちらは名探偵ポアロではなく、老婦人のミス・マープルが謎を解き明かすマープル・シリーズ作品の映画化。小説タイトルは原題に近い「鏡は横にひび割れて」。「オリエント急行殺人事件」、「ナイル殺人事件」につづくクリスティ作品のオール・スターキャストの映画化なので邦題は関連性を持たせたかったのかも知れないけど、殺人事件は良しとしてもクリスタルって…。鏡=クリスタル?実際作品にはクリスタル(水晶)どころか鏡もあまり関係ないし、割れた鏡というのは単なる隠喩なので、ちょっと邦題がカッコ悪いのは残念ですね。



 それともう一つ残念だったのは往年の大女優マリーナ・グレッグを演じたエリザベス・テイラーですね。往年の大女優、まさにエリザベス・テイラーそのままのキャラクターですが、ちょっと衣装とか体系とか、ヘアスタイルとか、演技とか、ちょっとだけ残念でした。

 その他キャストはミス・マープルがアンジェラ・ランズベリー。つい最近まで知らなかった女優ですが、「ナイル殺人事件」のときは容疑者の役で登場。1944年の「ガス燈」ではメイド役の超若いアンジェラ・ランズベリーを観た。他には容疑者役にジェラルディン・チャップリン、トニー・カーティス、キム・ノヴァクなどがいる。今回はそんなに容疑者は多くないですね。事件も地味な事件なんですが、そこんとこは好きです。映画というか、物語自体は好きな作品です。にほんブログ村 映画ブログへ

 それと青年時代のピアース・ブロスナンが新人俳優という役でセリフもなく一瞬登場します。
| 鑑賞:アカデミー・ドラマ系 | 15:23 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
全員彼女を殺したい「ナイル殺人事件」
DEATH ON THE NILE 評価 8
 映画『ナイル殺人事件』(1978)鑑賞。列車の次は船。探偵エルキュール・ポアロの名推理。ポアロがアルバート・フィニーじゃないのは残念だけどジェーン・バーキン、オリヴィア・ハッセー、マギー・スミスの若い頃や老いたベティ・デイヴィスなどの容疑者。容疑者全員に動機があるのも面白いけど今回は犯人は分かった。@otomura2

 美貌と聡明さを持ち合わせているリネット・リッジウェイは莫大な遺産を相続した。リネットの親友のジャクリーンは婚約に喜びフィアンセのサイモンをリネットに紹介する。後日…。エジプトへのハネムーン。サイモンの隣にいるのはジャクリーンではなくリネットだった。サイモンはジャクリーンを捨てリネットと結婚したのだ。二人はハネムーンの最後に豪華客船カルナーク号へ乗船。しかし他の乗客はリネットに何らかの恨みを抱く者たちばかりだった。そしてついにリネットは誰かに殺される…。



 という物語。「オリエント急行殺人事件」につづいてアガサ・クリスティ原作のポアロ・シリーズをオール・スターキャストで映画化。ジャクリーンから富豪で美人のリネットに乗り換えたサイモン、リネットの遺産管理をしている男、リネットに脅迫されている女流作家(アンジェラ・ランズベリー)とその娘(若い!オリヴィア・ハッセー)、リネットの真珠の首飾りに執着する富豪の老婦人(ベティ・デイヴィス)とその使用人でありリッジウェイ家に恨みを持つ女(マギー・スミス)、リネットにこき使われているメイド(ジェーン・バーキン)、などそしてリネットに婚約者を奪われた復讐に燃えるジャクリーンも二人をつけてやってくる。


左上からベティ・デイヴィス、アンジェラ・ランズベリー、マギー・スミス

 すべての容疑者に動機がある。オリエント急行とはまた逆で面白かった。オリヴィア・ハッセー、ジェーン・バーキン、マギー・スミスが若い、過去の映画は、有名俳優たちの若い頃なども観れるからそれも楽しみの一つ。この映画ではすでに老婦人の役を演じているベティ・デイヴィスも「イヴの総て」でアンジェラ・ランズベリーも「ガス燈」で逆に若い頃を拝見した。過去の名作と言われている作品の名女優たちの年老いた姿を観るのもこれまた楽しいですね。

 エルキュール・ポアロは「オリエント急行殺人事件」のアルバート・フィニーからピーター・ユスティノフへ変更。どうせなら統一して欲しかったけど、どちらのポアロも最初は個人的にいけ好かない感じだけど観ているうちにどんどん好きになってしまうキャラクターでした。にほんブログ村 映画ブログへ

 今回は犯人は割と早い段階から分かりました。


映画のワンシーンではなくオールスターキャストの記念撮影。


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| 鑑賞:アカデミー・ドラマ系 | 14:49 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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