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ロンドン郊外殺人事件「クリスタル殺人事件」
THE MIRROR CRACK'D 評価 6
 映画『クリスタル殺人事件』(1980)鑑賞。ミス・マープルの名推理。ナイルで容疑者の一人を演じたA・ランズベリーがミス・マープル役。今作は少し安楽椅子探偵型。大女優役のエリザベス・テイラーがちょっといただけない。邦題もあまり良くない。でも話はおもしろいし犯人も分かった。@otomura2

 往年の大女優マリーナ・グレッグの女優復帰の映画撮影がロンドン郊外の町で始まった。町はマリーナの歓迎パーティーを開き盛大に賑わう。屋敷の中ではマリーナの大ファンであるという女性がマリーナに握手を求めやってきた。シャンパンを受け取るマリーナと女性、たくさんの人がいる中、女性は突然苦しみだし息を引き取ってしまう。検死の結果彼女の死因は病ではなく毒殺だった。なぜ女性は死ななければならなかったのか、会場にはマリーナの夫であり映画プロデューサーの夫、マリーナのライバル女優とその映画監督の夫、マリーナの秘書らがいた。


このヘアメイクはないと思うのですが…。

 アガサ・クリスティの小説の映画化ですが、こちらは名探偵ポアロではなく、老婦人のミス・マープルが謎を解き明かすマープル・シリーズ作品の映画化。小説タイトルは原題に近い「鏡は横にひび割れて」。「オリエント急行殺人事件」、「ナイル殺人事件」につづくクリスティ作品のオール・スターキャストの映画化なので邦題は関連性を持たせたかったのかも知れないけど、殺人事件は良しとしてもクリスタルって…。鏡=クリスタル?実際作品にはクリスタル(水晶)どころか鏡もあまり関係ないし、割れた鏡というのは単なる隠喩なので、ちょっと邦題がカッコ悪いのは残念ですね。



 それともう一つ残念だったのは往年の大女優マリーナ・グレッグを演じたエリザベス・テイラーですね。往年の大女優、まさにエリザベス・テイラーそのままのキャラクターですが、ちょっと衣装とか体系とか、ヘアスタイルとか、演技とか、ちょっとだけ残念でした。

 その他キャストはミス・マープルがアンジェラ・ランズベリー。つい最近まで知らなかった女優ですが、「ナイル殺人事件」のときは容疑者の役で登場。1944年の「ガス燈」ではメイド役の超若いアンジェラ・ランズベリーを観た。他には容疑者役にジェラルディン・チャップリン、トニー・カーティス、キム・ノヴァクなどがいる。今回はそんなに容疑者は多くないですね。事件も地味な事件なんですが、そこんとこは好きです。映画というか、物語自体は好きな作品です。にほんブログ村 映画ブログへ

 それと青年時代のピアース・ブロスナンが新人俳優という役でセリフもなく一瞬登場します。
| 鑑賞:アカデミー・ドラマ系 | 15:23 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
全員彼女を殺したい「ナイル殺人事件」
DEATH ON THE NILE 評価 8
 映画『ナイル殺人事件』(1978)鑑賞。列車の次は船。探偵エルキュール・ポアロの名推理。ポアロがアルバート・フィニーじゃないのは残念だけどジェーン・バーキン、オリヴィア・ハッセー、マギー・スミスの若い頃や老いたベティ・デイヴィスなどの容疑者。容疑者全員に動機があるのも面白いけど今回は犯人は分かった。@otomura2

 美貌と聡明さを持ち合わせているリネット・リッジウェイは莫大な遺産を相続した。リネットの親友のジャクリーンは婚約に喜びフィアンセのサイモンをリネットに紹介する。後日…。エジプトへのハネムーン。サイモンの隣にいるのはジャクリーンではなくリネットだった。サイモンはジャクリーンを捨てリネットと結婚したのだ。二人はハネムーンの最後に豪華客船カルナーク号へ乗船。しかし他の乗客はリネットに何らかの恨みを抱く者たちばかりだった。そしてついにリネットは誰かに殺される…。



 という物語。「オリエント急行殺人事件」につづいてアガサ・クリスティ原作のポアロ・シリーズをオール・スターキャストで映画化。ジャクリーンから富豪で美人のリネットに乗り換えたサイモン、リネットの遺産管理をしている男、リネットに脅迫されている女流作家(アンジェラ・ランズベリー)とその娘(若い!オリヴィア・ハッセー)、リネットの真珠の首飾りに執着する富豪の老婦人(ベティ・デイヴィス)とその使用人でありリッジウェイ家に恨みを持つ女(マギー・スミス)、リネットにこき使われているメイド(ジェーン・バーキン)、などそしてリネットに婚約者を奪われた復讐に燃えるジャクリーンも二人をつけてやってくる。


左上からベティ・デイヴィス、アンジェラ・ランズベリー、マギー・スミス

 すべての容疑者に動機がある。オリエント急行とはまた逆で面白かった。オリヴィア・ハッセー、ジェーン・バーキン、マギー・スミスが若い、過去の映画は、有名俳優たちの若い頃なども観れるからそれも楽しみの一つ。この映画ではすでに老婦人の役を演じているベティ・デイヴィスも「イヴの総て」でアンジェラ・ランズベリーも「ガス燈」で逆に若い頃を拝見した。過去の名作と言われている作品の名女優たちの年老いた姿を観るのもこれまた楽しいですね。

 エルキュール・ポアロは「オリエント急行殺人事件」のアルバート・フィニーからピーター・ユスティノフへ変更。どうせなら統一して欲しかったけど、どちらのポアロも最初は個人的にいけ好かない感じだけど観ているうちにどんどん好きになってしまうキャラクターでした。にほんブログ村 映画ブログへ

 今回は犯人は割と早い段階から分かりました。


映画のワンシーンではなくオールスターキャストの記念撮影。


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| 鑑賞:アカデミー・ドラマ系 | 14:49 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
もっと早く観ればよかった「オリエント急行殺人事件」
MURDER ON THE ORIENT EXPRESS 評価 8
 映画『オリエント急行殺人事件』(1974)鑑賞。自称ミステリー好きだけど映画も小説もノータッチだったアガサ・クリスティ。ミステリー映画は謎解きの楽しみも付加されるからワクワク感もUPこんなオチだったとは犯人は土壇場まで分からなかったな〜天晴れ!原作が良いに他ならない。@otomura2

 1930年。アメリカで金持ちの家の幼女が誘拐、殺害される悲惨な事件が発生。5年後…とある事件を解決後、名探偵で名高いベルギー出身の恰幅の良い独特の立派な髭を持ったエルキュール・ポアロはイスタンブールからフランスのカレーへ向かう大陸横断国際列車オリエント急行に乗車する。前日の大雪で途中線路が埋まり列車は立ち往生。その夜ポアロの客室の隣に泊まっていた男が刺殺体で発見される。鉄道側の依頼で捜査を始めるポアロ。容疑者は12人。

 という始まり。これはもっと早いうちに観ておくべきだった。ミステリー教科書、ミステリーの醍醐味をあますことなく堪能できる。刑事コロンボやコロンボを真似た古畑任三郎などのちの作品に影響を与えているちょっと風変わりな探偵ポアロの存在感、コミカルさは残しつつ、その洞察眼、推理力は神業も作品を魅力的にしている。



 ポスターも洒落てて好印象ですが、当時から話題のオール・スターキャストも今作の見どころ。個性的で厳格な12人の容疑者が楽しいです。ジャクリーン・ビセット、ローレン・バコール、ショーン・コネリー、ヴァネッサ・レッドグレーヴ、などなど。宣教師の役で容疑者の一人でもあるイングリッド・バーグマンはこの作品で助演女優賞を受賞。イングリッド・バーグマンはこれでオスカー3つ目。しかしオールスターキャストなので、容疑者たちの出番は皆均等に分けられ、出番は少ない。

 ポアロが列車に乗るまで、快適な列車の旅、殺人、容疑者12名への尋問。そして謎証し。という流れですが、この映画はおもに容疑者12名への尋問に時間をさいた映画。この尋問こそに事件の謎を解くカギがあるわけですが。謎解き、ポアロと一緒に考えながら拝見しましたが、謎解明の土壇場まで犯人を見破ることができませんでしたね。しかし犯人が分かった瞬間、やられた!アガサ・クリスティすごい!という感動に包まれました。にほんブログ村 映画ブログへ

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| 鑑賞:アカデミー・ドラマ系 | 14:18 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
いまを生きない「ヤング≒アダルト」
YOUNG ADULT 評価 7
 映画『ヤング≒アダルト』鑑賞。トワイライト系のヤングアダルト小説作家という設定のシャーリーズ・セロンだが、どこか大人になりきれていない彼女の痛い女感がベリー・グッド。大人って何って感じだけど。大人になりきれていない自分にとってこの主人公にはすごく共感。@otomura2

 メイビスは学生時代はアイドルだった。小さな田舎町では彼女を知らないものはいないくらい。都会へ出てヤングアダルト小説のゴーストライターをしている今だって一部の人にとってはそれは憧れの生活のはず。しかし彼女にはその自覚はなく、仕事も適当にこなし、部屋は散らかり放題。服だって着の身着のまま。そんな彼女に元彼から出産レターが届く。メイビスは思い立ち彼が住む田舎町へ行く。何も変わらない田舎、そこで平凡な幸せを手に入れた元彼。メイビスは彼が今の生活から抜け出したいと勝手に思い込み、妻から彼を奪うことを決断。

 という始まり。過去の栄光、学生時代の甘い恋の思い出から抜け出せず、今を大事に生きていない、不精な女性をシャーリーズ・セロンが好演。ただだらしないというだけでなく、このヒロイン、かなり思い込みが激しい。利害関係の薄い他人は冷たく、子供が生まれたばかりの元彼に猛アプローチ。少々ヤバい。



 コンビニも外泊も、他人の前でもキティちゃんTシャツのだらしない恰好でオッケーな今を捨てている彼女、ただ元彼に会う時だけはやる気100%のオシャレ100%という力の入れよう。そこだけは尊敬する。自分を憐み、怠惰な生活を送る彼女に100%の共感を覚えます。

 中盤の彼女のセリフ。何が楽しいのか分からないこんな田舎町で、過去の同級生や町の人は満足し、なんの苦労もなく、家族や幸せをつかみ、順風満帆に人生を送っている、他人には簡単に、当たり前にそれができているのに、私にはなぜできないの??的なセリフ。100%共感を覚えます。当たり前に人並みの幸せを見つけている同年代への嫉妬。リアルですね。

 でも都会へ出て、ライターとして成功している彼女も実は誰かにとっては嫉妬の対象。当人当人にはそれは気付かないし、当人の悩みは他人には決して分からないこと。シンプルな作品に、そんな感じのメッセージがぎゅぎゅっと詰まってて、良い映画でした。にほんブログ村 映画ブログへ

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| 鑑賞:アカデミー・ドラマ系 | 23:32 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
魔女の処世術「イヴの総て」
ALL ABOUT EVE 評価 9
 映画『イヴの総て』(1950)鑑賞。女優志望のイヴが大女優の付き人になり次第に頭角を現していくという魅惑ドラマ。イヴ役のアン・バクスターがなんと言っても良い、特に声。まだ有名でない頃の脇役のマリリン・モンローの輝きぶりもハンパない。Academy賞作品賞受賞作ですね。@otomura2

 田舎からニューヨークへ出てきたイヴ・ハリントン。美しく控えめで賢い彼女。彼女は憧れの大女優マーゴ・チャニングと楽屋で話す機会を得る。イヴを気に入ったマーゴはイヴを自宅に住まわせ身の回りのことを世話させるのだが、イヴはマーゴの友人や仕事仲間に自分を売り込み、次第にマーゴの立場を危うくしていく。素直でなんでも嫌な顔せずマーゴに尽くすイヴ、しかしイヴには野心家という裏の顔があった…。



 という物語。魅惑的な物語ですね。第23回アカデミー賞では作品賞を受賞し、13部門ノミネートを果たしたこの作品。「イヴの総て」タイトルは一応映画好きなので前から知っていたけど、内容はまったく知らず、調べてみるとこんな魅惑的だったので是非観たくなり鑑賞したのですが、良かったです。後世に残る名作は50年60年経ったとしても、最新映画に時代の壁を越え、見劣りすることなく、むしろ斬新さを残して充分に楽しめる、という一例ですね。

 物語の主人公イヴを演じているのがアン・バクスター。誰が見ても美人なスターですが、役どころは登場のころは若干みすぼらしい感じ、こんな清純な娘が本当にあらすじ通り、業界人に取り入って頭角を現していくのか、案外なあなあな感じで終わるんではなかろうか、とそれでも衣装や背景、セット、そのほかの昔のスターたちを観ているだけでまったく飽きない映像だったけど、中盤からイヴ・ハリントンがじわじわ、魔性性を現し、周囲の人間を惑わしていく感じに、釘付けになりました。現代映画に何のひけも感じない作品でしたね。



 それともう一つ。一つ目の画像にも映ってますが、こちら上の画像、マリリン・モンロー。この作品出演時はまだ無名ということですが、めちゃくちゃ輝いてます。中盤大女優マーゴ・チャニング宅のホームパーティ・シーンでセリフもありで登場するミス・カズウェルという新進女優という役だけど、メインキャストの中で一人だけ白のドレスで、そうじゃなくてもこのフェイス!嫌でも注目してしまうくらい美人で、浮いてましたね。しかも演技が下手でオーディションに落とされるという役柄もお茶目。にほんブログ村 映画ブログへ

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| 鑑賞:アカデミー・ドラマ系 | 22:37 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ベン・アフレック髭似合う「アルゴ」
ARGO 評価 8
 「ゴーン・ベイビー・ゴーン」で監督デビューし「ザ・タウン」と監督業で評価を得ているベン・アフレックの監督第三弾目「アルゴ」を鑑賞。次のアカデミー賞では作品賞ノミネートも囁かれています。監督主演映画です…。

 1979年イラン。反体制勢力を中心としたイラン革命が起こり、親欧米派のパフラヴィー国王はアメリカへ亡命。アメリカが国王を受け入れたことで反発した民衆が元国王の引き渡しを要求しアメリカ大使館を占拠。職員、軍人などとその家族52名が人質となる。しかし裏口から脱出できた6名の職員がおり、彼らはカナダ大使館に身を隠す。もしその事実が誰かにバレれば公開処刑は免れない。そこで事件解決を任されたCIAのメンデスは、映画撮影隊を装い、イランから脱出をしようという大胆な計画を練りあげる…。

 という物語。52人の人質がテロリストグループに捕まり、監禁され暴力などを受けたというイラン・アメリカ大使館事件(私はまだ生まれてません)ですが、この映画のメインは脱出しカナダ大使館へ隠れている6名をいかに映画撮影隊を装い逃がすかが語りどころ。架空の映画クルーを装って人質奪還作戦…しかもコレが実話をもとにしているというから、
ドキドキします。が…、これがやりたい、みせたいがために、肝心なもっと過酷な状況の52人の人質たちのストーリーはないがしろな感じもしますね。しかしこの映画で語りたいのはあくまで後者なのでそれは当然なのですが、でもでも、事実を伝えるにはやりたいとこ、みせたいとこだけでなく、みせたくない部分や語りたくない部分も観せて欲しい、と少し感じました。完全なフィクションではなく、事実を基にしたフィクションなのだから。



 冒頭から凝ってます。架空の映画の絵コンテのCGから入って、アメリカ大使館占拠事件の緊迫した場面に突入。登場人物の服装、髪型、事件の映像など、実際の資料映像などと似せているようで、後半のほうは、シリアスな史実映画の味わいというよりも、ちょっと軽いアクション映画のように感じる部分もありましたが、握っている自分の手は汗ばんでました…。まさに手に汗握る、脱出。

 映画を観てまず初めに思ったのが、ベン・アフレック髭似合う。今までベン・アフレック出演映画で、ベン・アフレックのことをカッコいいと思ったことは一度もなかったけど、今回の「アルゴ」では常にベン・アフレックかっけーな、と思ってました。ただ個人的には監督主演映画だからそう思ってしまうのか、ちょっとベン・アフレックカッコよく映り過ぎ?と思うこともしばしばありましたが、実際の人物がカッコいい男だったのならそれはしょうがない。でも一番最後の場面とかも蛇足だったかな〜。

 ベン・アフレック以外で目立つキャストは架空の映画の監督を演じたアラン・アーキン、同じくメイクアップデザイナー役のジョン・グッドマン、あと脱出す6人の男女の中にクレア・デュヴァルがいたのも個人的にうれしい。にほんブログ村 映画ブログへ
| 鑑賞:アカデミー・ドラマ系 | 23:01 | comments(0) | trackbacks(1) | pookmark |
沈黙、遠いところ「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」
EXTREMELY LOUD AND INCREDIBLY CLOSE 評価 8
映画『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』鑑賞。芸達者な少年を中心に脇を彩る役者が良い役者すぎる。思っていたよりシリアス、だけど脚本がめっちゃユニーク、文学的?あとはなんて言えばいいだろう…サンドラ・ブロック!@otomura

 ユニークで優しい父といつも影ながら息子を見守る母を持つ少年オスカーは満たされた生活を送っていた。しかし9月11日。同時多発テロにより父がこの世を去ってしまう。悲しみに暮れる母とオスカー。父がいなくなったことで二人の関係もギクシャクし、以来オスカーは心を閉ざしてしまう。そんなときオスカーが父の遺品から偶然見つけた封筒。中に入っていたのは一つのカギ。このカギに合う鍵穴を探し出せば、父を失った悲しみがほんの少しでも癒えるかも知れないと、その日からオスカーは広いニューヨークで、母に内緒に鍵穴を探し始める。



 という物語。同じ年にアカデミー賞作品賞にノミネートされた「ヒューゴの不思議な発明」と少年がカギを頼りに奔走するところが偶然だけど重なってますね。

 映画デビューの新人、主人公オスカーを演じたトーマス・ホーンという少年の演技はすごい良い。ナチュラルというより、才能ある芸達者な印象を個人的には感じるけど。そして今回はメインでなくどちらかというと脇役で色を添えているオスカー俳優二人が演じるオスカーの両親。トム・ハンクスとサンドラ・ブロック。どちらの父親像、母親像も、温かくて、とても良いですね。

 それとマックス・フォン・シドー、どこで登場するかは言えませんが、アカデミー賞助演男優賞にノミネート。この方の演技、キャラクターも良かった。さらに脇役、ヴィオラ・デイヴィス、ジョン・グッドマン、ジェフリー・ライト、少年オスカーを取り巻く脇役に徹する俳優たちが豪華で、みな演技に長けているひとたちばかりで、もったいないほど豪華。豪華な演技。でした。



 小説の映画化で、監督は「めぐりあう時間たち」、「愛を読むひと」のスティーヴン・ダルドリー。この二つの作品も大好きです。にほんブログ村 映画ブログへ

amazon ものすごくうるさくて、ありえないほど近い Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)
| 鑑賞:アカデミー・ドラマ系 | 19:47 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
真の敵は愛せない「ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜
THE HELP 評価 8
映画『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』鑑賞。汝の敵を愛せたら、それは勝利。コレ系の映画に相応しい表現ではないけどとてもスリリング。人種差別の緊迫感。もし自分がその時代の白人家庭で育っていたら、この映画の主人公のように優しくなれただろうか、それはあまりにも想像するに難い。@otomura2

 1960年代、人種差別意識が根付いているアメリカ南部の町ジャクソン。上流階級に生れ黒人メイドに育てられたスキーターは作家志望で当時の女性としては珍しく大学を出て新聞社に勤める。そこで家事のコラムの代筆を任されたスキーターは友人の家で使えている黒人メイドのエイビリーンに助言をもらうため取材。しかしそれは口実でスキーターは依然から違和感を感じていた白人の黒人に対する差別を社会に訴えるため、本を書く、そこで主人である白人たちの実態を洗いざらい話して欲しいとメイドたちに協力を促すのだが、メイドたちはそんなことをしては殺される、とスーキーターを一蹴する…。



 という始まり。監督はこれが長編2作目だという南部出身の女性。全米ベストセラーの映画化で、原作者と監督はともに南部出身の幼馴染だという。

 聖書にあるというフレーズ「汝の敵を愛せ」、それをキング牧師が謳い、映画の中ではそれを借用した黒人神父が「汝の敵を愛せたら、それは勝利」と教会で言う短いシーンがある。このフレーズはすごい頭に残った。この映画にぴったりなフレーズ。長い間、虐げられ、貶められてきた黒人メイドたち、汝の敵、ご主人である白人たち。自分たちの子供に構う時間もなく、白人の子供たちを母親代わりに育ててきたメイドたち。それが当たり前の世界で、自分の子と同じように愛情を注ぐメイドもいる。しかし見返りはない。安い賃金、地味な嫌がらせ、ストレスのはけ口、しまいにはあっさり解雇。そんんな敵を愛せるだろうか、しかし、到底難しいことだが、敵を愛せたら勝利なのである。

 アカデミー賞ではメイド役のヴィオラ・デイヴィスと、オクタヴィア・スペンサーが主演と助演女優賞にともにノミネート。オクタヴィア・スペンサーは見事受賞。ヴィオラ・デイヴィスは「ダウト ~あるカトリック学校で~」とかシリアスな泣きの演技は毎度すごいなと思う。この映画でも良かった。個人的にはオクタヴィア・スペンサーよりヴィオラ・デイヴィスの演技のほうがジーンときた。

 それと主人公のスーキーターを演じたエマ・ストーンはとても魅力的です。見た目の魅力もあるけど、あのハスキーな声も彼女の魅力に上乗せされますね。そして嫌な白人女のリーダーを演じているブライス・ダラス・ハワード、今回は憎まれ役ですが、女優として好きな女優さんです。今回の高慢な役良かったです。それと登場人物の仲では数少ない黒人メイドに対して友好的な白人女性シーリアを演じたジェシカ・チャステインも良かった。ジェシカ・チャステインは最近人気ですが、個人的には「ツリー・オブ・ライフ」のジェシカ・チャステインしか知らないので、この2作品のキャラクターのギャップが良いです。にほんブログ村 映画ブログへ

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| 鑑賞:アカデミー・ドラマ系 | 01:59 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
単騎、戦火を走る「戦火の馬」
WAR HORSE 評価 8
 映画『戦火の馬』鑑賞。僕は撮影のために演技で馬を転倒させたりするシーンが嫌いだ。しかしこの映画は過酷な物語にも関わらずメインの馬たちにとってとても安全に配慮されている、そこがスピルバーグらしいと思った。次々と馬が人から人へ渡り、オムニバスなミニドラマもそれぞれ一本として楽しめる。@otomura2

 第一次世界大戦直前のイギリス。辺鄙な町で一頭の仔馬が生まれる。立派に成長した馬は貧しい農夫のテッドが有り金叩いて競り落とした。テッドの息子アルバートはその馬をジョーイと名付け、農耕馬には相応しくないジョーイを躾け次第に両者には絆が芽吹く。しかし戦争が始まり、ジョーイはアルバートの知らぬ間に軍に売られてしまう。今生の別れ。ジョーイはニコルズ大尉の馬として前線へ行くが、ジョーイはまたしても持ち主とはぐれてしまうことに…。

 という物語。美しいメインの馬ジョーイが育つエピソードがあり、前線へ行き戦火に巻き込まれるエピソードがあり、とどんどん戦争という現実のまきぞいを食い、土地を土地を、持ち主を持ち主を変えながら生きる馬をメインに描いたスピルバーグ映画。児童文学の映画化だそうです。



 他にもオムニバスのようなジョーイと人間とのエピソードがあり、それぞれの登場人物が交差して、映画はクライマックスに…、という流れで、どのエピソードもスピルバーグ感溢れた優しいストーリーでそれぞれが一本の物語として観れます。短いけど。スピルバーグだから、アカデミーにノミネートしたから好評価です、みたいな感じの感想になってるかも知れないけど、スピルバーグ監督だと嫌でも期待値は上がる。けれどこれがぽっと出の無名監督の映画だったら、もっと評価されているかも知れないですね。

 確かに少し良い話になり過ぎていて、アカデミー賞ノミネート作品です、というと少し弱い気もしますが、それは個人個人感じ方は違うでしょう。

 スピルバーグ監督の映画はあまり旬な役者は使わない印象がありますが、「戦火の馬」も例外ではないと思います。脇役で登場するトム・ヒドルストン、ベネディクト・カンバーバッチは今は旬な役者ですが、それを見越してか、細部に渉るまで良いキャスティングですね。

 あと気になったのはアメリカ映画ではもう当然なことですが、舞台はイギリスだけど、この映画には敵国のドイツ人役の人物もたくさん登場しますが、やっぱりみんな英語なんですね。ドイツ人同士でも。アメリカ映画では普通のことだけど、やっぱりその国の人はその国の言葉で話さないと、鑑賞中現実に戻されてしまいますね。

 それと戦争映画なので過酷なシーンが多いのですが、馬がたくさん出てくる作品で、良く飼いならされた馬ばかりで、馬の演技?もすごいなと思わされる映画ですが、撮影も危険な場面に見せかけて、なかなか安全に作られているな、というのもスピルバーグらしいと思ったポイントです。でも後半、メインの馬のジョーイがちょっと可愛そうな場面があるのですが、あれはきっとCG、そう信じてます。にほんブログ村 映画ブログへ

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| 鑑賞:アカデミー・ドラマ系 | 00:55 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
口論 : コロン「おとなのけんか」
CRNAGE 評価 7
 映画『おとなのけんか』鑑賞。2組の夫婦4人の男女3人のオスカー俳優。4人とマンションの1室だけで物語る大人のケンカ。題名から言い争いになること必至なざわざわ感から皮肉の嵐へ。たったコレだけで80分飽くことのない論劇。ただ面白い。日本だったら菓子折り持って平謝りだけどそうじゃない。@otomura2

 ニューヨーク・ブルックリン。11歳の少年同士が喧嘩をして片方が片方に怪我を負わせてしまった。子供がしてしまったこと、ここは穏便にと被害者側のロングストリート夫妻は寛大な気持ちで加害者側のカウマン夫妻を自宅マンションへ招待。今後のことを話し合う場を設けた。大人の話し合い、穏便に話し合いは終わるはずだった。しかしわだかまり、不満、無礼、不協和音は次第におとなのけんかに発展する。

 という話。監督はフランス人の「戦場のピアニスト」のロマン・ポランスキー、ニューヨークのマンション1室だけのシチュエーション型だが製作はフランス・ドイツ・ポーランド合作の純粋なアメリカ映画ではない。とは言え広義でアメリカ映画とも言えなくもない。



 「イングロリアス・バスターズ」のランダ大佐役でオスカーも受賞で注目度を飛躍的にアップさせハリウッドでも引っ張りダコのオーストリア出身のクリストフ・ヴァルツ。もともと英語が堪能ということですが、難しい単語の互いセリフをすらすら喋ってましたね。誰もが認める演技は女優、アカデミーではノミネート多数、「愛を読むひと」ではオスカー獲得のイギリス女優ケイト・ウィンスレットもこの映画でも抜群の存在感。この4名はどれもナイスなキャスティング。

 ケイト・ウィンスレットも好きだけど、このひとも昔から好き、ジョディ・フォスター、フォスターは「告発の行方」、「羊たちの沈黙」で2度オスカー像を手にしてます。そしてジョン・C・ライリー、オスカー像は持ってないけど、歌を披露した「シカゴ」で助演男優賞にノミネート。

 上映時間79分という作品にあった適度なタイム。舞台劇がもとになっているということもあり、マンションの1室だけで行われる会話、論争だけの展開、キャラクターの性質、セリフ、行動、役者のリアクション、アドリブなのかなんなのか分からない動き、飽きることなくただ面白い。そんな作品です。でもラストに何かを期待していた自分がいます。

 原題 Carnage の意味は大量虐殺・修羅場 だそうだ。にほんブログ村 映画ブログへ

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| 鑑賞:アカデミー・ドラマ系 | 18:08 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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